福島市佐原字神事 あづま総合運動公園+etc

年が明けてからイマイチ写欲が起きません。そんな中、ふとイメージが湧き年末から通っている相馬市岩子に早朝より出掛ける。暗い時間から三脚を立て待機したのだが、どうやら思い描くイメージは曇り空じゃないと撮れないようだ。

よって撮影対象を変え星のことはさっぱり分からないが、夜明け前の東の空に光り輝くおそらく金星を撮ってみる。続いて最近ワンパターン化している日の出を撮影するが、これって雲の表情次第となり、その良い表情になかなか出会えない。


今日ガ始ル~ F8・SS1/200・ISO200・C-PL ~


年末から日の出を撮る機会が多く、いつも思うのは雲の出方次第なのだが、今日は手持ちの広角レンズで雲の流れを意識して撮影を行う。レタッチは雲と波のコントラストを補正、色彩などの調整は行っていない。


岩子から国道六号線を南下する際、一箇所ロケハンの予定があった。住所は南相馬市原町区高、昨年初夏の新聞に麦畑の記事が載っており、一度行ってみたいと思っていた。

目標を常磐線磐城太田駅としたのだが、周囲に民家はあるものの早朝ゆえ誰も歩いていない。画像のように駅を背景に大きな畑が広がっており、これが麦畑なのかどうかは不明だが凡その見当を付けてきた

近くの田んぼでは白鳥が餌を啄ばんでいた。特に予定はなかったので暫し此処で動体撮影。飛来地近くに住む人に聞いたことがあるが、白鳥の甲高い鳴き声は一斉だとかなり煩く迷惑のようだ。


いわき市小名浜で早い昼食の後、福島県人じゃないと分からない話だが、国道288号線が通行出来る事を知り、帰路はこの道を使ってみる。但し双葉町は立ち入り禁止区域となっている為、途中迄は富岡町より県道35号線を使い合流する。
国道288号線を通行するのは何時以来だろ、所々に記憶が蘇り懐かしい思いがする。震災後都路村の行事ヶ滝の様子を見に行ったことがあり、今日も寄ってはみたが相変わらず崩落による立ち入り禁止のままだった。


一旦帰宅後、夕方近く福島市佐原字神事場 ”あづま総合運動公園”へ向かう。毎年冬はライトアップを行っており、ライトアップは苦手とか言いながら何故か行ってしまう w

連休の中日だからか次々と人々がやって来ては口々に綺麗と言うのだが、愚生は何が綺麗なのかさっぱり分からない。分からないから何を撮ってよいのかも分からないのだと思うが、毎度の如く闇に照らされた木々の枝を被写体にする。因みに例年なら雪が少なからずあるのだが、暖かいので池の水も凍っていなかった。


冬ノ木~ F8・SS6・ISO200・露出間ピント外し ~


個人的にはライトアップされた光景より、闇夜に浮かび上がる枝々の脈々とした形状が好みなのだが、その表現として正式名称があるのか否か露出間ピント外しという方法で撮影している。これは露光間ズームと云われる露出時間中にズームリングを回す方法と同様、露出時間中にズームリングではなくピントリングを回す。その何れもリングを回すタイミング、例えば10秒の露出時間の最初から回すのか、3秒置いてから回すのか、更にはリングを左右のどちらに回すのか、そして露出時間中に全て回し切るのかなどの作用で表現に大きな違いが出る。


効果は標準ズームより中望遠の方が分かり易いと思う。またデジカメの利点として撮っては確認を繰り返し、イメージする画像に近付ける。レタッチはWBの調整とアンシャープマスクを画像中央に施す。


One Scene」~ F8・SS2・ISO200・Trimming 16:9 ~


照明に照らされた各部位が不自然な色合いになっており、モノクロで現像すると様々なストーリーを感じる内容になったように思う。16:9のトリミングもそれらに一役買っているかも知れない。
モノクロにする際、コントラストを+補正して行くと中央の明るい部分が浮き上がる。このままでは全体が暗いので明度をやや+補正する。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。