石川郡玉川村 乙字ヶ滝

先週明けに雪が降り気温が下がった。冬は被写体が少なくなるのだが、こうなると尚のこと何処へ行くか定かじゃなくなる。昨日は朝に用事があるため早朝より出掛けることはせず、年末からずっと海方面だったこともあり、ゆっくりと石川郡玉川村大字竜崎字滝山の乙字ヶ滝へ行ってみた。

乙字ヶ滝はいつも通過点となってしまい、以前いつ来たか調べてみれば2013年の2月で三年ぶりのこととなる。その際は冬枯れの季節とはいえ水量が多かったが、今日は降雪があった割に少なく感じる。到着が陽が射す前の08:30頃だったので、滝などには輝度差がなく露出設定は比較的楽であった。

下にupした動画をご覧になるとお分かり頂けるが、フェンス越しの枝々が邪魔となりそれらを除く構図を探る。フェンスといえば3.11の震災後、地面はガタガタとなり、フェンスも倒れていたが今は修繕されている。


季彩流々~ F8・SS1/10・ISO160・C-PL+ND8 ~


到着が08:00頃なので陽射しが入り込まず、露出の設定は比較的楽であったが水の質感を求め長居する。というのも滝=低速SSとはならず、あくまでも水流やその他の状況を確認しながらの設定になると思う。


まずC-PLの効果だが今回の画像の場合、効果を最大にすると右奥並びに左側の岩々は黒くなってしまい、1/3程の効果にしている。後述するがこれは後のレタッチにも関わって来る。そしてSSを遅くするということは水の表情が雲や綿のようになり、特に水量や面積が多い流れにおいては単に特徴のない白い箇所が多い画像になってしまう。今回はC-PLとND8を使用、水の表情を確認しながら露出を少しずつ変えた。


撮影時のWBは5000kであったが、PCで確認すると青味が強くレタッチはWBを6000kにすることから始める。そしてフェンス越しに枝々が写り込んでしまい、なるべく入らない構図を探るが右側並びに左下に入る枝類を除去。色調は中央部分の所々が緑色の濁流となっており、その部分の彩度をマイナスとする。
更にコントラストを部分的にプラスし水流の表情を加える。先にC-PLの効果を1/3程度と書いたが、後にコントラストを上げると岩上の水流の表情が無くなってしまう為、それら効果の程を撮影時から計算していた。


撮影を終え、特に行く当てがないので南会津方面へ向かってみる。行程は須賀川より国道118号線 天栄村 → 下郷町 → 国道121号線 会津田島 → 国道352・401号線 南会津町 → 国道289号線 只見町 → 国道252号線 三島町 → 国道49号線 会津坂下 → 国道4号線 自宅となるが、雪のために思うように撮影は行えず、雪の状況確認といった塩梅だ。


雪は矢張り只見町を中心に多い。とはいえ圧雪された道路は思った以上に少なく、これからが本番といった様相だった。因みに国道49号線は会津坂下から猪苗代湖周辺、そして熱海町の中山峠など圧雪や凍結部分は全く無かった。


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