さよなら歌舞伎町

基本がミーハーである愚生、前田敦子が出ているということで上記タイトルの映画を観た。冒頭で前田敦子演じる沙耶が恋人の徹に抱きつき「ねぇ~しよっ」と、刺激的な台詞を呟くのだが、これはちょっと言われてみたいな‥と、妄想するのでありました w

映画のあらすじは「Wikipediaをご覧いただくとして、内容はとあるラブホテルの一日とそこに集う人々の群像劇。一度観ただけでブログの記事を書けるくらいに単純明快であり、その中で気になった点を述べてみる。


まずホテル内が物語りの主となり、全体的に画面が暗い。今回はPCで鑑賞したため尚更かも知れないが、人物の顔の表情などがイマイチ分からなかった。
次に韓国人の俳優も出演しており、撮影当時の社会世情というかコリアタウンの描写は余計だと個人的に思う。個人的ついでに徹の実家は東日本大震災により家が破壊、両親の仕事もなくなる。学生である妹は学費を払うためAV女優のバイトを行っているのだが、震災をこういったことの引き合いに出して欲しくない。


そして一番引っ掛かるのが、恋愛の在り方について何かが違うような印象を受ける。それは旧いと云われればそれ迄だが、SEXというものは異性を好きになり交際という段階を踏んでからの行為だと思う。併しながら今時の世相というのか、まずはSEXが起因になっているような流れを映画全体から感じてしまう。
こういったことは頭が固いくらいがちょうど良く、行為に至るまでの過程はもっとロマンチックであって欲しいと思うのは愚生だけだろうか。然るにこんな安直なSEX感が蔓延れば世の中は必ずおかしくなる‥いや、本来なら恥ずかしいことなのだが、出来ちゃった婚が既に普通のことになっているような世の中は矢張りおかしいのである。


さてラブホテルに勤める里美は自宅に指名手配中の康夫を匿っている。里美自身も犯人隠匿罪で手配されており、客の不倫刑事カップルに正体を見破られホテルを飛び出す。そして二人はどうなるか、結末はエンドロール後です。