いわき市久之浜町 弁天島+etc

いわき市久之浜町田之網字横内の波立海岸の弁天島、3.11の津波に耐えた鳥居であるが、以前当ブログでも触れたように昨年10月の台風により破損、長らく景観が損なわれていた。
個人的にも好きな撮影地の一つでもあり、早い再建を期待していたところ、地元住民で作る久之浜・大久観光協力会が中心となり住民から寄付を集め六月八日に再建となった。

上画像は破損した当時の画像であるが、今回は工事の安全性などを考慮し南側の島に建立された。材質は硬質塩化ビニール製、柱の高さ約3m、鳥居の最上部に位置する「笠木」の長さは約3.4m。


撮影的にどうかと問われれば、2013/12「泡沫の無限」、2015/05「高天原」のように元あった場所の方が良いのだが、以前と異なり島に渡れば鳥居の下に立つことが出来、更には久之浜町田之網字舟門の蟹洗海岸方面から眺めると、今迄は頭部のみであった鳥居全体が見えるようになった。実は先々週、家人と海水浴に訪れこれらは確認済みであった。

この日の18:38は干潮なのだが、土用浪と重なり波高く潮位はあまり引かない。元より今日は短パンとサンダルで撮影に望んだものの、短パンどころかパンツまで濡れる状態となり、カメラやレンズそしてフィルターなども潮水でベタベタとなる。

蟹洗海岸方面からの眺め。夕陽の射し込みがなくなる時間帯を待つ。同時に空に赤味が増して来る。因みに右側遠方は鹿嶋の火力発電所。撮影後は近くの道の駅よつくら港で足や三脚などを洗った。


夕凪ワルツ~ F10・SS30・ISO250・C-PL+ND400 ~


長露光による撮影イメージの具現化として、その波の高さ故から生じる振動やレンズ・フィルターの汚れに気を配りながらの撮影となり、思うように事はスムーズに進まず潮水でベタベタニなる各機材を清掃しながらとなった。


干潮の時刻に近付くと鳥居付近への陽射しは次第になくなり空に赤味が増して来るものの、思う描くような雲の表情にはならなかった。
露出などは構図も含め何度か試し撮りを行い決定するが、波の表情などなど毎度のようにそのタイミングを見計らうのが面白い。とはいえ先に述べたように今回は波が押し寄せるので、悠長に事を構えず機敏な撮影になった。因みに撮影位置はいわき市久之浜町田之網字舟門の蟹洗海岸周辺になる。


夜は昨年の五月以来になるのか、小名浜泉町下川字大剣の大畑貝塚公園内の展望台に上がる。夏とはいえ今夜は湿度が低いためかモヤがかからず望遠による撮影を行った。


さてここ数日、微妙に喉が痛かったのだが、撮影中から鼻水がとくしゃみが止まらなくなった。帰宅後、おそらく風邪なのか身体のだるさと火照ったような感じで体調悪しです。


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