会津若松市河東町 ”古川農園”

盆休みの最終日、以前より行きたいと思っていた会津若松市河東町倉橋字鏡山の古川農園へ行ってみた。此処まで読むと何のことかさっぱり分からないかもだが、れっきとしたラーメン店である。

店舗は国道49号線沿い、やや郊外の一等地になるのだが、知らない人は気付くこと無く通り過ぎてしまうだろう。

というのも倉庫のような家屋に「やさい、くだもの」の看板があるのみで、開店後は入り口に暖簾が掛かるものの何処にも「古川農園」の看板は見当たらない。

暖簾右側の建物にはカウンターがありそこが厨房になっている。これは推測だが現在の店内では野菜や果物を販売し、その傍らでラーメンも提供していたのではなかろうか、それがやがては野菜類販売からラーメンが主に変わったと勝手に想像する。

開店の15分前に到着、お盆休み故か既に十台以上の車があり行列が出来ていた。太陽ギラギラのこの時期、並んでいるようならちょっと早く開けても良いと思う。

メニューは醤油と味噌ベースになり、上記画像の肉そばを注文。後から気付いたのだが、100円増しで手打ちソバもあった。
ビジュアル的に喜多方市坂内食堂の肉そばとほぼ同じだが、喜多方ラーメンとはまた異なるあっさりしたスープが良いです。おそらく鶏ガラなどに加え野菜の甘味が出ていると思うが、最後まで飲み干すことが可能なスープだ。


太めのややちぢれ麺はコシがありそのスープに絡み味わいが増し、次回は手打ちを食してみたいと期待が高まる。チャーシューはバラ肉、程よいとろけ具合と味の調和がこれまた素晴らしい。

これは家人が注文したねぎチャーシュー。因みに営業時間は11:00から14:00までの三時間、またはスープが無くなり次第閉店となる。会津若松市内を散策後13:25頃に店の前を通ったが、既にシャッターを閉ざしていた。


と、とても美味いラーメンであるのだが、外にある汲取りのトイレが宜しくない。綺麗ならまだ良いのだが、これは如何なものかと思わざるを得ず、これだけの人気店なのだから最新のトイレを備えて欲しい所だ。


会津若松市河東町倉橋字鏡山21 水曜定休