いわき市中之作 竜ヶ埼鼻灯標+etc

昨日の土曜は朝から‥とっいても08:00頃からだが久し振りに一日中外にいた。まずは今日の目的である福島市小田字位作山の陽林寺。

2012年の冬以来となる陽林寺、立派な山門に安置される仁王像が撮影の目的だ。境内には伊達実元の墓碑があり、伊達家ゆかりの寺となっている。因みに1987年のNHK大河ドラマ「独眼流正宗」に於いては竜雷太が実元を演じていた。

阿形と吽形。檻越しの撮影になるため今日はタンスの肥やし状態のマクロレンズを持ち出したものの、撮影イメージを変えなくてはならない残念なことがあった。

それは阿形の開いた口内に蜂が巣を作っていた為だが、顔のクローズアップは泣く泣く断念する。因みに下段は2012年に撮った画像。

春は桜、秋は紅葉と景観が良いようだ。今日は撮影中から除染が始り境内散策は行わなかった。秋以降、巣が無くなった頃にまた来よう‥と、いう訳で本日の第一の目的であった仁王像はまた何れということに相成った。

続いて市内飯坂町茂庭字前河原の滑滝へ向かう。いつもは向かって右側の岩場から撮ることが多いが、今日は国道399号線の橋上からとした。水量は上流の茂庭ダムの放流により変わり、先日の台風の影響かちょっと水質の悪さが目に付いた。

撮影を終えたのが11:30、ふといわきへ行こうと思い付く。目的は最近足が向かなかったいわき市中之作字勝見ケ浦の竜ヶ埼鼻灯標。
今現在、灯標を撮る立ち位置となる防波堤近くには復興工事で使われるテトラポッドが多数置いてある。震災以前は此処も漁港の関連施設が建っており、復興の進行状態に寄っては撮影が出来なくなる可能性もある。


褪せゆく季節~ F8・SS1/80・ISO200・C-PL ~


この画像は夕刻を待つ際の小名浜のマリンタワー遠景。霞がかった暖色の景観に寄せる波が季節の移ろいを感じさせた。
露出など特に変わったことをせず、形の良い波が来るのを暫し待つ。画面中央やや下に標識のようなものが立っているのだが、削除せず敢えてそのままとした。また光りの加減なのかコントラストが強く波間が刺々しく感じる。


仄 海~ F8・SS30・ISO200 ~


撮影頻度が高い被写体はどうしてもマンネリ化する。竜ヶ埼鼻灯標もそれに当たり、今回は夕景を避け日没後をイメージする。暗くなると折りよく水平線の彼方に大型船の灯りが見える。船体の向きからして何れ灯標に近付くだろうと構図を決めて時を待つが、待てど暮らせど船に動きはなく目を凝らせば停泊しているだけの様子。従って立ち居地及び画角を変えるようになるが、この時点で既に真っ暗でAFは合わずMFも不可能。よって彼方船舶の灯りにピントを合わせた。


暗い環境でカメラのモニターを見る限りは明るいのだが、PCで確認すると暗い。従ってレタッチは明るさの補正とそれに伴うノイズの除去、及び青の彩度を少々+補正する。


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