東茨城郡茨城町 涸沼+etc

年末以来、久し振りに休日になった。という訳で初撮りは何処に行こうかと思案した結果、今月の土日休みは今日しかないのでちょっと遠出する。行き先はちょうど一ヶ月前に訪れた、東茨城郡茨城町大字上石崎の涸沼を目的地にした。

涸沼の撮影は夕方なので、その前に東茨城郡大洗町磯浜町の神磯鳥居に寄る。10:26の満潮時刻に合わせ現場に到着。雲ひとつない快晴の下、色々と試してみたいことがあった。
まずは通常露出で波飛沫を撮ってみるが、なかなかタイミングが難しい。神磯鳥居を訪れた方なら分かるが、満潮且つ波高く鳥居を見下ろす岩山から撮影しており、本来はその中段というか、目線が鳥居と同じ高さになる位置で撮りたかった。

「海にいるのは浪ばかり」~ F10・SS2.5・ISO100・C-PL+ND400 ~


さて試してみたいことのひとつに快晴下での長露光撮影があった。今まで何度も行ってはいるが、イマイチ表情が乏しいというのかどうも面白くない。今回は波が高くいつもと違うものになるかtryしてみる。
C-PLで岩々のテカリを抑える際、効果がMAXだと黒々して色彩感が宜しくなく、八割近辺の効果とした。ND400を使用し絞りやISOで明暗を調整しながらSSを決める。後は波の打ち寄せるタイミングを計るが、鳥居付近で砕けた波が此方に近づく瞬間が景観的には良いかと思った。


神磯鳥居を後にし涸沼へ向かい、到着後まずは沼周囲を周ってみる。南側にある網掛公園に地元のご老人が二人、暖かさの中で弁当を広げていた。色々と情報を得るべく話しを聴いたのだが、夕焼けを眺めるには北側の広浦公園キャンプ場、そして前回と同様に撮影ポイントである親沢公園キャンプ場とのことだった。また点在する竹竿などの漁具は夏の方が多いようだ。

上画像、広浦公園キャンプ場。猪苗代湖と似た雰囲気があった。夕暮れまで下画像の親沢公園キャンプ場で時を過ごす。

結果的に筑波山は今回も見えなかった。それでも太陽は独特の色合いで沈んで行くが、その沈む位置などなどリサーチ不足で折角のロケーションを活かし切れなかった。言い訳になるが、二度目はまだロケハンの範疇であり次回への布石にする。


夕景なんぞを見てゐた ①」~ F8・SS1/160・ISO200・C-PL+HALF ND8 ~


涸沼の岸々にはシジミ漁などの舟を泊めるプライベート港が多々ある。失礼ながらあまり綺麗な造作ではないが、それが風情というものだろう。画像中央やや右側には筑波山が確認できるが、陽が沈んだ後の空は焼けずに終わってしまった。
撮影はC-PLとHALF NDを使用、通常は中央部重点測光が多いのだが、この作品はマルチパターン測光で露出を決めた。


夕景なんぞを見てゐた 」~ F8・SS1/250・ISO200・C-PL+HALF ND8 ~


一ヶ月前の撮影時もそうであったが、夕刻になると一人の漁師が舟を出し何等かの作業に向かう。暫くすると帰って来るのだが時間は16:13、毎日同時刻に行っているかは不明だが、次回の撮影時も意識しておきたい。
露出などは「暮レ泥ム」とほぼ同じ、帰ってくるモーター音が聴こえたのでファインダー内を通過するタイミングを待つ。併しあれもこれもと詰め込み過ぎ、構図内のバランスが芳しくなく折角のチャンスを逃してしまったようだ。


さて先月も書いたが、此方は矢張り暖かい。日中車の窓を全開にして走っていたが、よく見るとそんな車は私だけのようである。かといって皆それ也に厚着をしているし、寒さには弱いのかなぁ‥と、ふと思う。


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