福島市松川町 ”麺処 あんかつ”

福島市松川町を縦断する旧国道四号線”奥州街道”、現在は県道114号線となるが、その街道沿いにあるのが”麺処 あんかつ”。予てより話しは聞いており、今回初訪問してみる。

店先は改装工事中なのだろうか、ビニールシートで覆われていた。駐車場は店舗右側。

店内は明るい雰囲気。客席は四人席×二卓、二人席×一卓、小上がり四人席×二卓、他にカウンター四席となる。

メニューは醤油、塩、味噌があり、チャーシューメンなどはトッピングとして注文するシステム。他にまぜそばとつけ麺、そして夜には福島の三大地鶏である伊達鶏、川俣シャモ、会津地鶏を使った福島鶏白湯(10食限定)がある。


初めての店はいつもチャーシューメンなのだが、味噌の隠し味に酒粕使用との一文に惹かれ味噌ラーメン+味玉を注文する。

ビジュアル的に優れた丼内、キャベツやモヤシは油っぽくなるのを避けるためかボイルされたものだ。まずはスープを啜ると確かに酒粕の香りが漂う。そしてややしょっぱさが口に残った。バラ肉チャーシューはほど良い味の染み込み具合と食感が良いです。

中太ストレート麺はモッチリ感があり歯切れが良い。個人的にはシコシコした食感より此方を好む。チャーシュー同様、味玉もほど良い味に滴り落ちるような黄身が美味かった。因みに味噌と酒粕、そして玉子は町内産を使用しているようだ。

家人が注文したまぜそば。そのままだと辛しやニンニクが既に乗った状態になるが、注文時に別皿にしてもらうことが可能。因みにかなり辛いのでその方が無難かも知れない。味はかなり魚系の香りが強く、おそらく魚粉を使っていると想像する。


全体的にこってり感はないものの多重に絡んだ味わいは、どちらかといえば若者向けと云えるかも知れない。実際経営者は若く今後の進展が楽しみでもある。


福島市松川町字鼓ヶ岡38-2 水曜定休