北茨城市大津町 ”船頭料理 天心丸”

三年半前、初めて五浦の六角堂に行った際、ふらりと立ち寄って以来になる天心丸。久々に食べ応えのある刺身を求め行ってみる。

天心丸のご主人は漁師であり、季節やその日に水揚げされた魚介類でネタが変わる。一階は下ごしらえなどを行うスペースか、周囲には旅館が多く息子さんがカニの配達に向かった。因みに食堂の入り口は向かって左側の階段を登った二階になる。

店内は中央の囲炉裏を囲むコの字型のカウンター、及び画像右奥に座敷がある。

松竹梅及び天心善はお膳になるのだろうか値段も良いです。従って庶民の私が選ぶのは定食類になるのだが、前回と同じく海鮮丼(酢めし)をオーダーする。他にはアン肝やアンコウのどぶ汁などなど、季節柄アンコウ料理のメニューが壁に貼られていた。

素晴らしいビジュアルです。取り皿を絶対必要とする盛り付けです。手が空くとご主人が今日の内容を話してくれるが、左下はカニの内子とカニ味噌、イカの上の透明感のあるシラスはアナゴの稚魚、またブリだけは北九州産とのことだった。

特大のブリの切り身。菊の花の下は特大ヒラメが渦を巻いている。他の刺身も特大であり、こうなると肉を食べているといった感触に陥るが、味は魚といった変な感覚。通常これだけの内容を1.500円で食べることは難しいと思うが、自分で獲って提供&豪快な漁師料理といった形態が価格に反映しているのだろう。

アラ汁と塩辛。家人は美味い美味いと食べていたが、魚卵を含め私は苦手なんです w


さて正直な所、これだけ大きい刺身を食べてると最後はやや飽きが来る。一般的な女性の場合残すことは当然、パックが50円で用意してあるが、生ものなので陽気や後の調理方法に気を付けたい。もし行かれるなら保冷BOXなどを持参した方が良いかも。
更に正直な所、此処に来ると価格と内容から他の海鮮丼はどうも見劣りしてしまうようになり、もう後には戻れません w


北茨城市大津町字五浦710 月曜定休(月曜祝日の際は翌日休業)