東茨城郡茨城町 涸沼

東茨城郡茨城町大字上石崎”涸沼”の夕景を撮ろうと出掛ける。これで三度目になるが、果たしてイメージするような光景に出会えるか否か‥。今日の目的は此処だけなので、朝はゆっくりした出発になり家人も伴う。
まずは昼食を久慈郡大子町で摂り、水郡線沿いの国道118号線を南下するが、この行程は始めてのコースとなり興味ある場所が数箇所あった。

那珂郡東海村から国道245号線で東茨城郡大洗町へ向かう。いつものコースを途中阿字ヶ浦の海岸からひたちなか市磯崎町の中世代白亜紀層の海岸に寄る。干潮時間である13:30頃を予定した行程だが、風があり波は高かった。
此処の岩場にはふのりが生えており、よく地元の人が採集をしている。という訳で家のサマオクは早速ビニール袋に二つ集めてきました。その後大洗町の神磯鳥居やめんたいパークに立ち寄り涸沼へ向かう。

まず涸沼を一周する。すると今日は各浜にカメラを持った人が多い。いつも撮影を行う場所も上画像のようになっていた。

前回訪れたのは01/07、二ヶ月が過ぎ太陽の位置はかなり変わっている。こうなると沈む位置も分からず、凡その構図を決め日没を待つ。

彼方には霞がかかり期待する夕景にはならなかったが、今まで筑波山がこんなに大きくそしてくっきり見えたことは無かった。太陽はその筑波山の右側へ沈み、この季節の太陽のコースを知り得ただけでも重要なデータになった。


太陽について」~ F8・SS1/1.6・ISO200・C-PL+ND100+HALF ND8 ~


霞の具合や高い雲がないことから期待する夕景にならないことを察知、太陽が沈みかけるタイミングを待つ。風がありやや波が立ちボートに揺れがあるものの、長露光で撮ってもブレは生じず、ND100で好みの明暗と波の表情を捉える。逆光なのだがそれでも水面のテカリを抑える効果が僅かにあるためC-PLを装着、更に太陽の白トビはHALF NDで調整。


レタッチは赤味を強調、ボートや水面の竹竿類はシルエットでも構わないので明暗の調整は特に行っていない。タイトルは撮影中に頭の中で自問自答していたことであり、景観や季節に関係ない内容というか、カッコ良くいえばちょっと哲学的?


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。