双葉郡川内村 ”Cafe Amazon”

東京電力福島第一原子力発電所の事故により、全村が放射能汚染地域となった双葉郡川内村。昨年六月に全域が避難解除になり、同年11/13に日本一号店としてオープンしたのがタイ石油公社が運営する「Cafe Amazon」(カフェ・アメィゾン)だ。

昨秋のオープン以来、店舗の前を幾度か通ったが今回が初訪問。駐車場は店舗脇、道を挟んだガソリンスタンド跡など。

ログハウス調の店内は50席あり、テラス席やソファー席、そして個室もある。一見すると木材をふんだんに使った店内はとても豪華、且つ落ち着きのある空間だ。入店の際はスリッパに履き替え、入り口脇のカウンターで注文と会計を行う前払いシステム。

ドリンクにサイズは無く、ホット、アイス、フラッペ毎に価格が異なる。

キャラメルマキアート

エスプレッソ+都路プリン

アメィゾン+ロールケーキ


何れも甘さ抑え目でなかなか良いです。プリンはお隣の都路村で作られているのか、硬さがあり滑らかさとコクが高次元でマッチしている。ロールケーキは何個でも食べれそうな程にあっさりしていた。
アメィゾンは苦味とコクが売り物のようだが、いつも濃いめのコーヒーを飲んでる自分からするとそうでもないと感じた。併しながら深い味わがあり、これでサイズを選べれば尚のこと良いと思った。


テラス席に座り異国情緒の店内から外に目を向ければ、朽ちかけた家屋が目に入るミスマッチングが斬新というかシュールであります。そして此処に店を構えた判断力にエールを送ると共に、カフェという我が顔、風体に似合わぬ場所ながらまた寄ってみたい店です。


双葉郡川内村大字上川内字町分102 無休