常陸大宮市岩崎 久慈川の竹林

私の知り得る限り福島県内に手が入った竹林は無いと思う。そこで何処かに無いものかと探していたのだが、常陸大宮市を流れる久慈川周辺には水害防備林及び竹細工用として、多数の竹林があるとの情報を得た。

そんな折り昨年の春、常陸大宮市岩崎に”道の駅 常陸大宮~かわプラザ~”がオープンする際、隣接する竹林が整備された。以下、常陸大宮市のHPより引用。


・・・常陸大宮市の岩崎地内で新たに「道の駅常陸大宮(愛称:かわプラザ)」が完成し、平成28年3月25日から供用を開始しました。
そのオープンにあたって課題となっていたのが隣接する竹林の整備でした。この岩崎地区の竹林は長年に渡って放置されていたためマダケが密生し、中は暗く古い竹は枯れて倒れ人が入るのも困難な状況であり、景観を損ねるだけでなく竹の一部が国道118号線にせり出し、交通の安全上も問題となっておりました。
そこで竹林1haを1㎡あたりの成立本数が1本程度になるまで間伐しました。また間伐された竹はチッパーで粉砕して林内に敷設され、景観にも配慮した整備を行いました・・・


訪れたのは先月初旬、道の駅駐車場からはちょっと歩く。画像などでは見ていたが、整備された竹林は美しいです。以前よりイメージするものがあり撮影を始めるが、風が強く手段を変えた。


Kaguya...」~ F8・SS1/50+1/320・ISO200・C-PL・2Photo Composite ~


イメージしたものとは月と竹林の景観だった。従って竹林をND400などを使用し暗く撮る構想であったが風で竹が揺れるため中止、逆に早いSSに切り替え手持ちでの撮影を行った。後に月の画像を合成するため、その位置を考慮しながら構図を決める。太陽が雲に隠れるタイミングを見計らうが、C-PLを使用し竹のテカリを除去した。


竹林の画像はモノクロ化、及び明るさとコントラストの調整を行った後、各効果を半分に抑え夜の雰囲気を創造する。月は三年前の10月頃に撮ったものにボカシを少々施し、彩度をやや-補正する。
合成は高度なソフトを持っておらず、いつもの”比較明合成フリーソフト SiriusComp”を使用。合成後、色調や明暗など全体の補正を行った。


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