田村市船引町 小沢の桜+etc

そろそろ良い頃ではと思い、田村市船引町船引字堂前の小沢の桜へ行きました。

併し周囲より開花が遅いこの桜、近付いて見た訳じゃないがまだまだツボミが多い。それでも地元の人々がテントを張り桜祭りの準備をしていた。

上の画像は2013年のものだが、病気により上部が枯れ始めていた。

2014年にはその部分の二箇所を切断、あまり良い形ではなくなり、正面からではなく左側から中望遠で撮ることが多くなった。
”初恋の桜”とも称され、何処かロマンティックな捉え方が成される画像が多い中、現実的な表現はないものかと昨年辺りから思案していたのだが、人物‥観光客ではない地元の人々を加えることを思い付く。


春の日 ①」~ F8・SS1/250・ISO400・C-PL ~


春の日 ②」~ F8・SS1/200・ISO400・C-PL ~


とは云っても思うように人が通る訳ではなく、カメラを設置してひたすら待つ。立ち位置は昨年とほぼ同じ。天候は陽が射したり陰ったりと露出が追い付かない空模様であり、待つ間も露出設定を細かく変える。


① 縦構図で待機中、桜の彼方から赤いものが迫ってくる。それは驚くことにトラクター、速度があるのでどうにかピントを合わせたが、等倍で見ると確実ではない。ツボミが多い桜は色合いが宜しくなく、色調及び明度を全体的に+補正する。


② 緩やかな坂を自転車と共に歩く人。被写体に寄った際、先に書いたようにツボミの多い桜、及び周囲の雑草の色合いが良くない=色数が多くモノクロを選択した。
二画像ともC-PLを使用、桜とお堂の瓦の照り返しを消去する。また全体的にボカシ加工を微細に施し、陽射しで生じる各エッジのコントラストを抑えた。


一旦帰宅後、午後から裏磐梯へ向かう。先週、桧原湖北岸の大山祇神社の様子を見に行った際、残雪が多く来週辺りかと予定していたのだが、雪は消えたものの鳥居は完全に水没、今年はタイミングを逃してしまった。

そこで毎春恒例となっている郡山市湖南町舟津字鬼沼、猪苗代湖俯瞰の撮影に向かう。


「あゝしづかだしづかだ」~ F10・SS10・ISO400・C-PL+ND400+HALF ND8 ~


到着すると指先が悴むほどに冷たく強い風が吹いている。本来ならばタイトル並びに下の動画(2015/04/26)のように、水鳥の鳴き声と波音だけの静かな所です。


upした画像は背景の磐梯山の積雪が見える時間(15:47)だが、上記の各フィルター類を使い明るさをコントロール、風が収まるタイミングを見計らいながら撮影を行う。周囲が暗くなるに連れ、使用するフィルター類を明るいものに変えて撮影するが、磐梯山々頂に雲がかかり撤収、気付くと身体はかなり冷え込んでいた。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。