いわき市高倉町 高蔵寺+etc

29日、シャガが咲くいわき市高倉町鶴巻の高蔵寺へ行く。昨年と同様に四月末の来訪だが、全体的に四分咲きといった景観で今年は例年通りの開花状況だと思う。

本堂の左側から墓所そして杉林方面へ歩く。福島県内には三重塔が三箇所にあるが、そのひとつがこの高蔵寺になる。

上画像、杉林の左側は砂利道になり、三重塔を眺めながら緩やかな登り坂を歩く。下画像、右側は階段を登って三重塔へ向かう。因みに回り方に順序はない。

三重塔と徳一大士由来。毎度思うのだがこの寺は墓数が多いものの、寺社内にこのような施設があると色々な意味で檀家は大変だと想像してしまう。

今年は閉まっていたが、昨年は塔の扉が空いており徳一菩薩像を見ることが出来た。


「春深シ」~ F10・SS1/10・ISO200・C-PL ~


一昨年」の画像のように、この数年は朝の斜光線をメインにフレーミングしていたのだが、構図に自由性がないことに気付く。従って今年はゆっくりと起き出し出掛けることができた。陽射しは刻々と変化し、その動きに照らされる様を待ちながら撮影する。そんな撮影環境なのでコントラストの強い色合いになった。


レタッチはまずコントラストを-補正の後、日向日陰のバランスを各ポイント毎に調整、輝度差を肉眼で見たイメージに近付ける。


「皐 月」~ F2.8・SS1/80・ISO200・C-PL ~


苦手な植物を中望遠レンズで撮影。絞り開放なのでピントは一つの花のみ、且つ構図も何ら変哲がなく面白味がない。以前何気に気付いたのだが、私は花々を綺麗に撮ろうという概念がなく、それが苦手というか上手く行かない最大の理由のように思える。


明度を+補正、ピントの合った中央の花のみコントラストを+補正、全体にボカシ加工を極微細に施す。


昼過ぎにいわき市久之浜町田之網字舟門の蟹洗海岸へ行ってみる。ここ最近何度か通うものBlogにupしては削除の繰り返しで、なかなか思うようなものが撮れない。
本日の干潮は11:51、到着してみれば干潮とはいえこんなに引いた様を見るの始めてだった。従って岩礁に渡るのは楽だが、景観としては画にならず数枚撮って終了。

夜、いわき市平薄磯字北街の薄磯海岸へ向かう。先月の「わたしは夜に海をみる op.3」は引き潮だったので、今回は満潮の18:40頃を想定するが、先に書いたように満潮ではあるが著しく潮位は低かった。


ピントや構図を固定し暗くなるを待つ。水平線が肉眼で確認できる状態だと船の存在は分からないが、長露光で撮ると光跡が写っている。そうこうする内に雷雲が発生、突然の強い雨となり撮影を中断。
仕方なく帰路に付き、途中の小名浜で夕食を終えると雨は上がり星が出ていた。従ってそこから引き返したのだが、タイトル通り夜の暗い海でのピント合わせとフレーミングは難題、ピントはほぼ同距離と推測する道路工事用の発光するポールなどで合わせるが、構図は撮っては雲台を動かすを繰り返すものの、結局は雨が降る前に撮った画像をupする。


「わたしは夜に海をみる op.5」~ F6.3・SS322.5・ISO100 ~


撮影時刻は18:49、WBは4000kを選択。この時間帯は長露光だと綺麗な青になるので好みなのだが、光跡を撮るにはまだまだ明るくISOを最下段にしないと撮れない。先に書いたように肉眼では船の存在がはっきりとは分からず、試し撮りという訳ではないが、短いSSで数枚撮って船の位置を推測、後はカンでシャッターを開く。


相対的に明るい画像となり光跡の色彩もはっきりせず、レタッチで赤味を加える。岩礁の色合いも青っぽいため色調とコントラストの補正を行う。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。