田村郡三春町 ”はし軒”

三春での桜撮影の際、数度寄ったものの臨時休業が続いてたはし軒、今日は開店前に電話で営業か否かを確認してから出掛けた。

国道288号線を走行すると目に入る青い看板があり、もしかするとコンビニを改装したような店舗です。噂では聞いていたが、とても美味しい&開店前から次々と車がやって来るとの逸話に期待が膨らむ。

撮った後に言われたのだが店内の撮影はNGとのこと。その店内は広々として清潔感がありました。座席は小上がり四人席が四卓、四人テーブル席が二卓、カウンターが六席だ。

メニューは醤油ラーメン類に加えごまタンメンと餃子がある。私は毎度のチャーシューメン、サマオクはラーメンと餃子を注文する。

インパクトのあるビジュアルを見せるチャーシューメン。この値段で煮玉子(半分)が乗るのは嬉しい。スープは色濃くそれ也のパンチ力を期待するが、香ばしさは感じるもののあっさりした味に肩透かしを食う。つまり見た目のイメージと実際の味のギャップがなかなか埋まらず、何かが足りないような醤油味の汁物を飲んでるような錯覚に陥る。


チャーシューは分厚く大きい。噛むと燻された香りが口内に広がりとても良いのだが、些か筋っぽく硬いのである。その表現としては如何にも肉に噛り付くといった感覚だ。この肉々しさに先のスープが完全に引けを取っており、今ひとつ協調性が感じられない。

中太手打ち麺はこれも食感が乏しく、特筆して美味いと思うことはなかった。

ご覧の通り乱雑に並ぶ餃子。味はその姿から連想するように、不味くはないが美味くもないといった内容。ニンニクは全く効いておらず、それ也の冷凍餃子の方がよっぽど美味いと思う。


ご主人とおそらくその奥さんの二人からなる切り盛りは、空席があっても先に注文されたラーメンを出し終えるまで案内されず、その様がどうも落ち着かないように見えるなどなど今回は厳しい感想を書いてるが、正直な話し並んでまで食べる必要性はないと感じた。
これは私だけの意見ではなく、サマオクの味覚も同じ印象を持ったようだ。ただチャーシューの食べ応えのお陰か満腹感は大いにありました。


田村郡三春町大字熊耳字中田123-1 火曜定休 (祝・祭日は翌日水曜休み)