大沼郡金山町 会津中川駅周辺+etc

世間では三連休だが土曜が法要、月曜が仕事ということで16日の日曜、五週続けて只見線撮影に出掛けた。土曜夜から日曜朝にかけかなり蒸し暑く、一昨年のような川霧を期待するも残念な結果になったが、ちょっとでも霧が立っていれば大沼郡三島町大字川井字天屋原、道の駅 尾瀬街道みしま宿脇のビューポイントに登る予定でいた。

上画像、到着時の霧の状態。川面はこの状態のまま、樹木の間から霧が登ってくれば言うことないが、思うようには行かず始発上りの422Dが通過する06:03頃にはかなり薄くなってしまった。
さて今年初めて上段まで登った次第だが、息が切れるし足は上がらなくなるし、日頃の運動不足がモロに効いてます。上段のポイントは連休の中日ということもあり20名ほど居ただろうか、下の動画をご覧頂くと分かるように盛況でありました。


「白南風吹ク朝」~ F8・SS1/160・ISO320 ~


山々が隠れるような霧の場合、風景画として引いたフレーミングを行うが、今回はやや寄った画角とした。霧は川面のみで橋梁と車両のディテールを失うことなく、且つ適度な周囲に明るさにより暗くならずに済んだ。
レタッチは撮影時のWB5000kを5200kに変更、更にクリアな感触を保持するため色かぶり・色調を整える。


所で何度か書いてるが昨年から霧が立ち難くなっている。積雪の少なさが影響しているのでは‥と、言う人もいるが、原因は果たして何だろう。兎にも角にも川面だけではなく、周囲の山々も覆ってしまうような状況を久しく見ていない。


機材を片付けていると先週撮影を行った第一橋梁川向い、大沼郡三島町大字桧原字下三平の場所及び道を尋ねられ、車三台をご案内した。到着時の霧の様子は良かったのだが、車両通過頃は川面から僅かに立つ程度になってしまった。
それしても蒸します。朝なので暑さはそれ程じゃないが、川の近くだから尚更かじっとしていても汗が流れてくる。


第一橋梁撮影後の予定は特になく、何気に大沼郡金山町大字中川字大田面の国道252号線沿いに立つ。この場所は昨夏及び今年の春先にも撮った場所で、いつも農機具屋さんの軒先に車を置かしてもらう。
立ち居地の背後には只見川があってここもかなり蒸している。只見川は流れが緩いため尚のこと湿度が高く、朝夕の気温差と相俟って霧が発生し易い環境といえる。


「コブシノ里ハ溽暑ナリ」~ F10・SS1/200・ISO320 ~


車両は会津中川駅08:45発上り426D。フレーミングで迷ったのが右上の空の部分。この量によって全体の画角が決まってしまうのだが、単に白い部分なのであまり取り込みたくはなく、左右の家のバランスを主にフレーミングする。今回は田んぼの際に三脚を立てたので、国道を通過する車に遮られることはない。
曇り空のフラットな光具合の下、湿気により霞みかかった状況となり、後に彩度及びコントラストを少々+補正。


あちこち散策後、12:37発上り428Dの再撮影を行うべく戻って来てみると、線路下の雑草が一部刈り取れられ景観的に格好悪かったが、取り敢えず動画共々撮って帰路に着く。


さて暫く只見線の撮影が続いた為、此処の所C-PLやNDフィルターを使った撮影を行っておらず、帰りは遠回りして白河市大信隈戸田ノ沢の大信不動滝へ寄ってみた。住所が変わっているというのか、此処には白河市大信隈戸 大信隈戸国有林57林班、聖ケ岩ふるさとの森 ビジターセンター及びキャンプ場がある。

大信不動滝は岩瀬郡天栄村の羽鳥湖より農業用水を引く隈戸川の途中にあり、落差は5m程だが幅が50m近くある。春先の田植えなど水が必要な時は怒涛の如くナイアガラの滝を彷彿させるが、残念ながらこの日は水門が閉じられ流れは僅かだった。「一昨年の九月」に来た際は轟々と流れていたので、機会があればまた訪れたい。

さて今日の水際はどこも蒸し暑いです。里山の水辺、そして湿度が高いとなれば上画像に注意であります。里山じゃなくとも田んぼや日陰のフキが生えている場所などなど、足元を見ながら素早く移動しましょう。


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