13/05 撮影記

●03日 西白河郡西郷村 西の郷遊歩道

熊のすべり台」~ F10・SS1/13・ISO100・C-PL+ND8 ~


下郷町から甲子道路で白河に向かう途中、西白河郡西郷村大字鶴生字由井ケ原”西の郷遊歩道”の熊のすべり台に寄る。此処は雪割橋のある雪割渓谷の滝々の一つとなり、震災後は遊歩道が一部壊れ雪割橋から歩いていたが作秋に工事が完了した。
他に一休みの滝やおろちが滝などがあるが、個人的には毎度毎度この熊のすべり台をメインに撮っている。雲の動きが激しく安定した露出で撮影出来ない環境ではあるが、生え始めた新緑と春の陽光の中、独特のコントラスト及び色彩になったと思う。


●12日 耶麻郡磐梯町 磐梯山ゴールドライン 幻の滝

「幻の滝」~ F8・SS1/8・ISO200・C-PL+ND8 ~


ゴールドラインの幻の滝へ向かう。GW時は雪に埋もれ今も途中の歩道には雪がある。この滝は何度も訪れているがその度に水量が無い状態であり、雪解け時の今ならと行ってみれば大瀑布となっていた。滝への細い道は川となり近付けば飛沫が飛んで来る勢いで、この水量のまま斜面の雪が解け木々の葉が生えればなかなかの景観になる滝だと思う。


さて今年は今まで行ってはみたが、上手く撮れなかったりブログにup後ボツになった滝を再度周り、写真として残せるものを撮ろうと思っている。今回の幻の滝もその一環だが、単に長時間露出で水の流れを撮るのでは無く、水の流れに聞きながらその流れを捉えてみようと思案している。


●18日 東茨城郡大洗町磯浜町 大洗海岸

「神磯鳥居 ①」~ F8・SS8・ISO200・C-PL+ND400 ~


「神磯鳥居 ②」~ F8・SS6・ISO200・C-PL+ND400 ~


何気に大洗海岸へ行こうとなった。途中に水戸黄門が晩年を過ごした西山荘周辺を通ったが、土地勘が無いので完全にナビにお任せである。大洗といえば鳥居のある海岸だが、最初に停めた海岸の駐車場にそれはありました。海岸を見渡せば釣りをする人や水遊びをする子供達の声が聴こえ、年寄りや物好きしか居ない現在の福島の海と大きく掛け離れている様に些かショックを受ける。


大洗海岸の写真はかなりの数をネットなどで見ることが出来る。つまり在り来たりの撮り方や構図じゃ何の見栄えもしないと思うが、全くの下調べもせずの撮影なので自分也に撮るしかない。最初は飛沫を撮ろうとしたが、予期せず高い波が来るものの干潮で水位が低く狙うにも狙えない状況であり、空が赤味を帯びる夕暮れを待つことにした。


釣 人 ①」~ F8・SS10・ISO200・C-PL+ND400 ~


「釣 人 ②」~ F6.3・SS10・ISO200・C-PL+ND400 ~


日没までは三時間程あり、釣り人と雑談したり時折りシャッターを切ったりしながら時を潰す。結果的には長時間露出で撮るようになり、釣り人など動かない・動きがない人物にも試してみたが、どうしても露出時間中に動きがあってなかなか上手く行きません。


夕凪が吹き徐々に暗くなって来たが思ったように空が焼けない。併しファインダー越しに目を凝らせば赤味を帯びた箇所もあり、その赤味を助長させるよう暗い設定で撮る。気が付けば19:00近くとなり撮影を終えることにしたが、暗くなっても散歩などなどの人並みは絶えることは無かった。


という訳で帰ることになりました。磐越道でいわきに出る方法もあるが距離的に遠回りとなり、来た道を戻ることにした。
自宅までの距離はいつも行くいわきの海と比較すれば約1.7倍の170k、最低でも三時間を要す。


●15日 二本松市永田 あだたら渓谷自然遊歩道 魚止滝

向暑の砌」~ F8・SS8・ISO200・C-PL+ND400 ~


午後から不意に時間が空き、昨年の10月以来になる二本松市永田字長坂国有林”あだたら渓谷自然遊歩道 魚止滝”に行ってみた。安達太良を源流とする原瀬川の支流 烏川沿いの遊歩道には他にも幾つかの滝があるのだが、仔細は此処を参照して頂くとし本日の目的は魚止滝だ。


さてその各滝々はこの遊歩道に来た方ならご存知のように非常に立ち居地と構図が難しく、太陽が出れば輝度差に悩まされる。従って毎度のようにボツ写真ばかり撮っているのだが、敢えて今日は時間的にも逆光での環境で撮ってみようと試みる。
想像通りではあるが水量が多く流れは速く、迂闊に川中に三脚を立てることが出来ない。そして一番厄介なことはこれだけの水量だと中途半端なSSは全く使い物にならず、長時間露出か高速かの何れかになるのだが、例えば1/250秒以上のSSで滝の動きを止めようとすると輝度差により周囲は暗くなってしまう。改善するには手段の一つとしてISOを上げるが、この方法は個人的に好みではなく前者の長時間露出を選択する。


とはいえこの水量及び滝の形状だと1/5秒で撮ろうが5秒で撮ろうが水流の表情に大差は無いのだが、流れが雲の塊のようにならないように注意したい。そして滝の左側にある落ち葉が毎回毎回フレーミングの中での問題点となり、ND400を使い邪魔なものを極力廃する暗めの露出設定を行う。それでは落ち葉を入れず滝をクローズアップすれば良いと思われそうだが、残念ながら怒涛の如し水流に美しさは感じなかった。


露出を大幅に変えた撮影の場合、カメラのモニターでは明暗やディテールなどの出来不出来を把握し辛い。そして後のレタッチまで想定して撮ることが多く、基礎となるWBによる色調と白トビを抑えた露出を見つけ出すのに時間を要す‥と、今日は逆光及び輝度差のある滝の自己的撮影方を書いてみたが、読み返せば全く参考になってないというか、こんなのは現場の環境で大きく異なるものであります。


所で凡そ1キロ程のこの遊歩道、急に暑くなったせいもあるとは思うがかなり疲れました。冬の間あまり歩かなかったこともあるが年々体力が劣るのを如実に感じる次第であり、この状態では以前も書いたが銚子ヶ滝はまず無理だと思うし、他の滝巡りも自重するようになるかなぁ。


●25日 南会津郡下郷町 塔のへつり

岪 橋」~ F8・SS1/80・ISO200・C-PL ~


家人と大沼郡昭和村と南会津郡下郷町へ行く。今日は撮影目的ではないのだが、南会津郡下郷町大字弥五島字下夕林”塔のへつり”で数枚撮影。此処はいつも観光客で賑わっており、実はあまり来たことがない場所だったりする。


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