13/07 撮影記

●07日 福島市土湯温泉町 照南湖

「そっと雨...」~ F5.6・SS1/100・ISO200・C-PL ~


福島市土湯温泉字天沼の沼南湖に行って来た。場所は国道115号線の旧道となり、聴いた話しでは昔々の国体でスケート場として沼南湖が使われたらしい。湖というよりは池といった感じの大きさで、この時期は睡蓮が咲いている。近くにはビッキ沼があり、土湯峠から下ってくる途中にビッキ沼入り口の案内を見た記憶があったが見当たらず、土湯温泉まで下り旧道へ右折した。


三日前に仕事の途中下見はしたのだが、その際と打って変わり今日はにわか雨の曇り空でピーカンよりは良い環境ではあるがコントラストの映えない状態、且つ水面の撮影となるのでPLフィルターは必携となる。現場には06:00頃に到着、実は朝靄を期待したのだがそれは出ていなかった。更に早朝は開いてる花が数少なく、暫し車内などで時間を潰す。
それにしてもこの湖、あまり綺麗な環境とはいえない。ゴミが湖底にあり雑草が蔓延っている。構図的には睡蓮に近付けないので望遠での撮影になり、今ほどの水面から伸びた雑草が邪魔となり風景的に捉えることが出来なかった‥というより、矢張り花は苦手だ。


さて話しは変わるが、最近どうも写真に対しての情熱が湧きません。後にupする今日の写真は時間ばかり掛かった割りにイマイチ、そして昨日は家族と海に行ったのだが、カメラを手にする気力も起きなかった。


●14日 刈田郡七ヶ宿町 滑津大滝


梅雨出水 ①」~ F10・SS1/8・ISO200・C-PL+ND8 ~


梅雨出水 ②」~ F8・SS8・ISO200・C-PL+ND400 ~


宮城県七ヶ宿字滝ノ上の滑滝へ向かう。昨年の今頃に訪れた時と同様ここ数日の降水で良い流れであり、加えて時折り雲がかかり滝撮影に適した空模様となった。昨年も経験したがこの水量だと上段の滝は飛沫があり、自然のフィルターを通したような甘い画像、更には曇りとはいえ強い紫外線で色調がくすむ。
改善策として好みの問題ではあるが、カメラ内のピクコンや後のレタッチでコントラスト強めにする、スカイライト及びUVフィルターの使用などだが、この種のフィルターは持ち合わせていないのでWBで色目を調整した。


●28日 南会津郡南会津町 歓満の滝 / 大桃の舞台

「歓満の滝」~ F8・SS15・ISO200・C-PL+ND400 ~


各地で大雨の被害が発生し、東北は未だ梅雨明けしない天候不順のこの頃、10年間で36万キロ乗った車がいよいよ壊れ、何だかんだで相変わらず写欲が湧かずブログの更新さえ面倒になっている。そんな梅雨の晴れ間の日曜、何気に南会津郡南会津町(旧舘岩村)前沢の曲家集落へ早朝より出かける。とはいえ到着には二時間半ほどかかるので既に陽射しは高く、集落の撮影は後にしようと桧枝岐方面へ足を伸ばす。


まずは南会津郡南会津町宮里字新屋敷、木賊(とぐさ)温泉近くの歓満の滝へ向かう。雪解け時ほどではないと思うが昨年の八月以来となる西根川は数日の雨で怒涛の如き流れとなり、前回は汚染により川魚は食べれない旨の注意書きは撤去されていた。昨年は簡単に対岸に渡れたが、水深があり流れも速く川の中に足を入れることが出来なかった。
構図としては個人的に正面から見ると面白味が無く、向かって左側からのフレーミングを重点的に撮る。滝に向かって右側は陽射しを遮るものがなく、雲がかかるのを待ち輝度差が解消されてから撮影を行う。それにしてもこれだけの水量なのでSSを変えても然程水の表情に変わりは無く、更には増水で川面が汚くND400で起伏を抑えた表現とする。


因みに滝の案内には「歓びが湧き心が満たされる」とあるが、昨年と同じくどうも匂いが気になる。山中とはいえ上流には田畑がある里山なので、おそらく水質は劣化しているのか毎度のことながらそれが残念であります。

夏草や...」~ F8・SS1/15・ISO200・C-PL+ND4 ~


続いて南会津郡南会津町(旧伊南村)大桃居平の大桃の舞台へ寄る。知名度としては桧枝岐歌舞伎の方が有名であるが、こちらの舞台や環境に何故か惹かれる。確か例年八月上旬に公演があると思うが未だ見たことは無い。
此処に来て思うのは舞台の後ろの森林の瑞々しさというか、靄のかかったような雰囲気がとても良いのであります。ただ構図的に見ると↓の動画を参照して頂きたいが舞台の右側にある電柱や倉庫、そして左側の大桃の池の案内板がどうしても邪魔となり、今回はそれらが隠れるフレーミング及び暗めの露出で撮影する。


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