双葉郡川内村 古熊山不動滝・平伏沼

双葉郡川内村の古熊山不動滝と平伏沼(へぶすぬま)へ行って来た。古熊山不動滝は昨年の四月、川内村内の警戒区域が解除された際にお邪魔したが、ピーカンの下で満足な写真が撮れずに再チャレンジとなる。
行程は昨年同様、田村市船引町より県道19号線にて滝根・小野を目指し、小野町手前より県道145号線~同36号線となる。風力発電のある山麓を通り峠を越えると川内村の標識があり、凡そ1キロ先を左折すると直ぐに参道になる。

車を降りた後の緩やかながらも続く登りは、冬を過ごした運動不足の身体だと些か息が切れ、毎年のことだが山歩きに慣れるまで少々鍛錬が必要だ。

滝は凡そ35m程、実は昨年ボツ写真となった理由として天候以前に構図の難しさがあり、右上部に巨大な岩が鎮座し水流の形状共々縦横どちらの構図でもしっくり来ない。要は毎度の事ながら腕の無さが最大の理由なのだが、何とかならぬものかと長居する。

撮影中、時折り視線を感じ振り返る度にこの地蔵と目が合う。記憶では昨年と違う服を着ている。滝の撮影は何度も書いているが一般的に雨の降りそうな曇天模様が好ましい。更にはこの古熊山不動滝のように形状・構図の難しさに思うように撮れないことが多々ありで、ブログにupしては削除することが慣例となってしまった。従って今年は今迄行った滝々を再チャレンジし、ブログのup後に削除することのない写真を撮ってみたい。

続いて山間に6キロほど入るモリアオガエルの繁殖地、平伏沼へ向かう。因みに県道36号線から沼までは多くの案内板が立っており、駐車場からは凡そ200mの徒歩となる。

平伏沼は始めてだが想像と異なる小さい沼で、繁殖地でもなければただの気味悪い山間部の沼とも云える。沼の畔には草野心平の碑が立っていた。繁殖は五月末から六月とのことで、ひっそりとした沼には特に撮るものもなく帰路に着くが、その繁殖の時期にまた来てみたいと思った。