耶麻郡猪苗代町 観音寺川の桜

午後から不意に時間が空き、耶麻郡猪苗代町大字蚕養字達沢の達沢不動滝経由で耶麻郡猪苗代町川桁の観音寺川の桜へ出かけることにした。

達沢は先々月、雪の中を歩いて行った依頼であるが壊れた山門はそのままであった。此処は新緑に未だ遠く殺風景の中で構図を探る。というより何度も来ていると個人的マンネリズムに陥り、新鮮味が希薄になっているのも事実。因みに上記の二画像はコンデジの絞り優先で撮ったのだが、光具合が良ければ苦労なくそれ也の写真が撮れるなぁ‥と、何故か感動する。

達沢を後にし川桁に向かう。観音寺の桜は上流の観音寺から磐越西線川桁駅までの約1キロに渡り桜並木が続く。桜の数は200本と聞いたが町民の方々の清掃や保全が十分に施されている為か、ゴミが一つも落ちていない光景が桜以上に素晴らしく、水質の良さは生活排水を流さない整備が成されていると思う。

桜は散り始めの様相を見せる中、あちこちと歩き回り下流の方が花々の密集度が高いように感じ撮影場所を決める。暫し夜を待っていると何時の間にか三脚の数が増え始め、橋の上は満員御礼となる。やがて照明が灯されたがライトアップは下流の二箇所のみであった。結論として周囲が暗くなった時間帯より、個人的には薄暮時の方がイメージ的に近いものがありその写真を後にupするが、WBのやや青い色彩とソフトフィルターによる幻想感を出してみた。


それにしても何です、福島は矢張り広いのか一ヶ月以上も県内で桜を追うことが出来る。今年は開花時に気温が下り雪が降ったり蕾を鳥に食べられたりと各地で色々聞くが、また来年も賑々しく春の訪れを奏でて欲しいと思う。