湯岐から久之浜町へ

暑さ寒さも彼岸までの格言通り、暑さを遠くに置いてきたように短パンとTシャツじゃ場違いの陽気となり、天候は優れないものの東白川郡塙町湯岐(ゆじまた)から県道111号線で茨城県高萩に出るコースを走ってみた。

県道111号線沿いの湯岐温泉周辺には二つの滝があり、五月に訪れた際は水量がなく撮影を断念したが、本日は道路から覗くと勢いのある流れが見えた雷滝を撮影する。向かって左側には倒木があり、まだ時間が経っていないのか葉は枯れていない。そして周囲には相変わらずゴミが散乱し景観を損ねている。


湯岐を後にし片貝地区へ向かう。此処は昨年の9月にふれあいの森遊歩道に訪れた以来であり、この先は未だ通行したことがなく、木立のある清流沿いの道はドライブと森林浴が一緒に楽しめるような趣であるが道幅は狭いので注意が必要だ。途中で工事のため迂回すると知らぬ内に県道22号線に乗ってしまい、気が付けばいつもの国道349号線 常陸太田市長戸周辺に出てしまった。となれば下滝のある国道461号線から高萩に向かうのだが、実は17:00が満潮時となることを調べておいたので、先日に続きいわき市久之浜町の波立海岸を目指す。

波立海岸には毎度被写体になる弁天島があり今まで何度となく通っているが、なかなか思うような画が撮れずにいる。震災以降、島への橋の欄干は壊れ立ち入り禁止になっているため渡る際は自己責任となる。

満潮時は波が橋へ打ち上げるので足元がすくわれない様に注意が必要となる。島に渡れば風も強く満潮で波が打ちつけ足を滑らせれば海にドボン状態で、実際撮影中に危険だと感じることが度々あった。

島は波に削られそして蜂の巣のような形状になっており、下左画像のように東向きの岩場には七福神や祠が祀られている。それらはまだ新しいので震災以降のものと思われる。それにしても勿来や久ノ浜漁港、そしてこの弁天島と水の抵抗が少ない形状のお蔭もあるだろうが津波で鳥居は流されることが無かった。