郡山市湖南町 布引高原+etc

26日の土曜、朝の用事を終えてから出掛ける。何れにせよ朝は強い雨が降っていたので撮影にはならなかったと思う。この日の一番の目的は郡山市湖南町赤津字西岐の布引高原であるが、撮影予定は夕方なのでそれまで懲りもせず只見川方面へ行ってみる。

まずは先々週から続いてる「あしたぼくはどこかへいきたい」シリーズだが、今回は大沼郡金山町大字本名字上通りの本名駅へ寄る。本名駅は前回までの会津越川駅や会津横田駅と異なり民家の直ぐ隣にあり、線路は家々の間に引かれているような正にローカル線の風情をそのまま残す。

近くにいたお年寄りと話しをしたのだが、そもそも乗降客は少なく学生であっても自家用車による送迎が一般的になっていたようだ。それでも駅に車両が停まると、近くを歩くお年寄りに車掌さんが大声で乗るか否かを尋ねたそうで、これまたローカル線特有の風情のある話しだと聞き入った。


あしたぼくはどこかへいきたい op.3」~ F8・SS1/100・ISO200・C-PL ~


今回は立ち位置などの関係から縦構図を選択、また陽射しがあってC-PLを使用した。このシリーズはモノクロ画像をupしている次第だが、op.3は後にモノクロ化した画像。
露出は特に変わったことはなくレタッチの際にモノクロ化を行い、コントラスト及び明暗を部分毎に補正する。


只見線の現在不通区間にある駅を三箇所周ってきたが、今回で一旦一休み。残る駅はあと三つ、次回は冬ないし来春に再開したいと思う。


続いては二度あることは三度あるのか、はたまた三度目の正直になるのか否か未だBlogにupできる画像が撮れない大沼郡三島町大字名入字根岸居平の会津西方駅周辺。これまでの二回は下りの始発423Dであったが、変わり易い朝の空模様と陽射しに露出や景観の調整が追い付かず、安定する午後の便を撮ってみる。


前二回、朝の撮影時には近くの家々から子供達の賑やかな声が聞こえたが、夏休みが終わり静けさが戻ってきたような一時だった。また陽射しはまだまだ暑いものの、解像度の高い澄み切った空気は秋の到来を感じさせる。


「処暑至リテ子ラノ声ハナシ」~ F10・SS1/320・ISO500・C-PL ~


会津西方駅上り13:03の428D 、下り14:25の427Dの両方を撮り427Dを選択した。構図は寺の配置をどうするかが悩み処であったが、右側の向日葵もフレーミングし中央付近に置いてみた。また車両の通過位置が決まらずボツを繰り返した訳だが、二両編成の形状がギリギリ分かる緩いカーブの向こう側にした。


陽射しがあり屋根や雑草のテカリを抑えるためC-PLを使用、SSとの兼ね合いで昼下がりでありながらISOは高めとなった。レタッチは多くの面積を占める雑草の処理をどうするかだが、彩度やコントラストそして明暗を部分毎に調整した。


布引高原にはちょっと早めに到着、下車すると思わず「寒っ」っと薄手のジャンバーを着用。暫くすると陽気に慣れジャンバーは脱いだが、風が強く体感温度は低い。向日葵は満開といって良いのだろう、多くの人々が訪れていた。カメラ女子の姿も多く見かけられ、殆どは個人で埼玉から訪れていた方もいた。
広大な場所は歩き回っても仕方なくある程度決めておいた場所で時を待つが、時間の経過と共に次第に寒さを感じ再びジャンバーを着込む。


落夏の様相」~ F8・SS1/40・ISO500・C-PL+HALF ND8 ~


夕景の撮影は動くものがなければ露出時間を長くするなど、明暗の調整はそれほど面倒ではないが、風車や今回のように風になびく向日葵などがあると設定は難しい。18:30頃に要約空が赤く染まるも既にかなり暗い環境。動く向日葵は風が収まるタイミングを待つが、SS1/40秒では風車がブレており、これ以降は各フィルターを外すも暗さは増して撮影にならなかった。


向日葵の明度、特に手前側を+補正する。かなりの暗さからの補正なので等倍だとノイジーな画質となるものの、個人的にはフィルム写真のように凹凸感があって良しとした。因みに風車を撮る際のコツというか、羽根の一部が柱部分と重なってしまうY字のタイミングは避けた方が良いです。


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