河沼郡会津坂下町 会津坂下駅+etc

目は覚めるが早朝より出掛ける気力が湧かない今日この頃、只見川の川霧も終わりなので早朝から出掛ける用もないのだが、そんな訳で昨日の土曜は06:30に家を出た。

まずは国道252号線沿い、河沼郡柳津町大字細八字大巻のソバ畑に向う。小規模なソバ畑ながら背後には只見線が通っている。予定では会津坂本駅上り09:41発の426Dを撮るつもりであったが、到着すると踏み切りの警報音が鳴り出し下り08:40発の425Dを手持ちで撮影する。因みに下の動画は426D。


「新涼爽花」~ F8・SS1/250・ISO200 ~


先述したように到着間も無く車両が近付き手持ちによる撮影であった為、構図や露出を即座に決定した内容。装着しいていたレンズが標準ズームであり、本来は中望遠域が適していたかも知れない。


天候が良すぎで車両に輝度差が生じレタッチにてその差を解消、また全体的に刺々しさがあり弱めにソフト加工する。WBは4600kに変更、加えてソバの花の彩度を-補正し白味を出す。


続いて今日の目的の一つである大沼郡会津美里町八木沢字七窪の蓋沼森林公園へ向う。いつもは田植え間もない景観を撮っているのだが、秋の稲が色付く頃を待っていた。毎度の立ち位置ではススキが邪魔になりちょっと左側に寄る。


秋ヲ見下ロシテ」~ F8・SS1/400・ISO400・C-PL ~


車両は会津高田駅下り13:30発の427D。毎度悩むのが構図、何処まで取り込むかで時間が過ぎる。約30分後の上り14:07発の428Dでは寄ってみたが、個人的には全体を広々と収めた画の方が好きだ。


色付いてはいるもののまだまだ緑色を残す田園、従って稲の色合い補正を行う。空気にクスミがありC-PLを使用、加えてコントラストをやや+補正し見通し感を改善する。


田園地帯となる会津美里町の只見線沿いをロケハンの後、河沼郡会津坂下町字五反田の会津坂下駅へ向う。幾度となく訪れてはいるが、車両の撮影は初めてのこととなる。

近くには堀部安兵衛誕生の地や中野竹子殉難地がある。駅の左側には春日八郎像が立っており、春日八郎&会津坂下駅といえば”赤いランプの終列車”であります。注:下の画像は春先に撮ったものです。

単線である只見線だが、会津坂下駅では以前上下線のタブレット交換が行われていた。また高校が二校あり通学などの乗降客が多い。画像は上り16:36発の430D。前々より冬季の撮影を行うつもりでいたが、今回はロケハンも兼ねた内容。


下 ル」~ F8・SS1/200・ISO400 ~


線路上の歩道橋から撮影。個人的には下り方面の風景が好みであり、その進行方向の車両となる下り17:36発の431Dを撮る。農家の方が焚き火を行っているのか、良い感じで煙が漂っていたが車両通過時にはだいぶ薄くなってしまった。


夕刻なのでセピア色っぽい画作りを行うが、WBを色々変えてみても思うような色合いにならず、レタッチでオレンジ色のフィルターを使用。もしかすると先の焚き火による青い煙が影響していたのかも知れない。後になって絞りをもうちょい開け、背景をもっとぼかした方が良かったかもと気付く。


夕闇が迫り、前々より稲が実る頃と思っていた場所に向う。それは帰路の途中になる会津若松市河東町八田字漆沢、国道49号線沿いから眺める会津村。田んぼの奥に会津村の旧家を模った家々があり、「新涼爽花」同様ロケハンなしのぶっつけ本番。


「ぢいつと黄昏の中」~ F8・SS1/3・ISO200・HALF ND4 ~


初めからHALF NDを装着しての撮影。当初は田んぼと家々を撮っていたが、どうしても会津慈母大観音像のインパクトが強く構図に取り込む。立ち位置の直ぐ後ろは大型トラックなどが次々と通る国道であり、かなりのブレ写真を量産した。


全体の輝度差を補正、夕空の状況がイマイチであり、グラデーションによる明暗を施す。ここからでは観音像の顔の表情が分からず田んぼに降りて行く選択肢もあるが、そうなると全く別の構図となり、田んぼと家々を無視した内容となってしまうようだ。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。