大沼郡金山町 第四只見川橋梁

大沼郡金山町大字水沼字沢東からの第四只見川橋梁俯瞰、イメージ通りに行かず今秋は懲りずに五度目の撮影となり。ワンシーズンにこれだけ同じ場所に通うことは最近なかった。四回目の縦構図を除いて全てボツとしたが、その原因を色々と探ってみたい。


まず最初にこれだけ通う理由は見晴らしの良さということになる。春は新緑、夏は川霧、秋は紅葉だが、夏は早朝だけの自然現象なので逆に諦めが肝心とも云える。

ニ画像とも12:40頃通過の上り428D。今年の紅葉は早いと云われたが、奥会津の紅葉は例年通りとなり一気に色付かない様子はタイミングが難しい。
10/27の上画像は左右の山に輝度差が生じ、最初から諦めムードの撮影だった。翌28日は曇り空でフラットな光線であったが、淀みというかくすみに全体が冴えず、車両の存在さえ気付かないような空気感。このくすみに今秋はずっと悩まされる。

11月になり陽が高い時間帯となる428Dを避け、14:45頃通過する下り427Dを撮る。併しながら前々より書いてるように、夏の暑さからか色付く前に落葉する木々が多く山々の景観が良くない。
11/02の上画像、陽射しはフラットだが先に書いたくすみ感が残り、レタッチで除去するも山々の彩りはまだまだ少ない。一週間後の8日となる下画像では落葉が始り、山々に凹凸感が生じて好みの表情になってきた。但し肉眼ではそこそこフラットな光具合であるが、撮ってみると左右の山々に輝度差が生じていた。


この日は15:35頃通過の上り430Dも撮ってみる。この時間になると陽は傾きくすみ感もなくなってきた。縦構図で撮影、現在もMain Blogにupしてある。


秋ヲ見送ル op.2」~ F9・SS1/160・ISO500 ~


という訳で五度目の画像。撮影は11/14、車両は最初の二回と同じ上り428D。まだ陽が高い時間帯であるが、天気予報によると会津地方は曇りのち雨の絶好の機会。現場に着くと時折りポツリポツリと雨が落ちてくるものの、陽射しを遮る雲はフラットな環境を作り空気のくすみ感も少なかった。紅葉はほぼ終わりといった景観だが、冴えない色合いよりこの趣きが好みだ。


実は昨年の11/15にも同じような環境で撮影を行った。つまり個人的な好みとして秋の第四橋梁は11月中旬の落葉した景観と曇り空、及び空気感が良いということになり、早々と晴れた日に撮影しても気に入らないということかも知れない。
因みに四度目までは紅葉の色合い、輝度差、空気のくすみ感などレタッチをそれ也に行ったが、五度目の今回は明暗と彩度のやや+補正のみであり、撮影時の環境が重要だと改めて気付く。またタイトルは昨年同様とした。


第四橋梁の左手前には水沼集落がある。この画像は11/15に撮ったもので落葉しだいぶ見晴らしが良くなった。紅葉がまだまだ鮮やかであった11/02に撮影した画像があり、追加画像でupする。


小さな小さな秋」~ F2.8・SS1/80・ISO200・C-PL ~


色付く山から見下ろした民家、郷愁感に惹かれ撮ってみた。風景ばかりだと絞り解放で撮る機会はなかなか無いのだが、言い換えると私的にはあまりない内容かも知れない。民家の屋根の照り返し除去でC-PLを使用、絞りやピント位置を色々変えて撮ってみるが、絵画的な印象となった本作をupした。


民家の周囲にはビニールシートや生活雑貨がありそれらは除去。全体の明度を+補正し民家周辺のコントラストをやや+補正する。


雪が積もると撮影場所が限られる只見線。その時は国道252号線新宮下橋から見下ろす会津宮下駅近くの橋梁を撮ろうかと思いつつ、今秋最後であろう只見線撮影を終える。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。