昨年の写真

恒例となった年の初めに自画自賛・自己満で昨年撮った(プリント)した写真から数枚を選ぶのコーナーです。今年は五枚選んだが、振り分けに結構と時間がかかるものです。

選んだ画像の内三枚は縦構図になった。縦構図は撮影者の意図や個性が表現される云々‥と、以前何かで読んだことがあるのだが、果たしてどんなものだろうか。(タイトルをクリックするとフォト蔵の大きい画像になります)


■「Wish You Were Here」-- 喜多方市熱塩加納町熱塩字前田丁 日中線記念館 --


05/17撮影。モデルはサマオクです。何度か撮ったことがある場所だが、人物の必要性を感じ連れ出した。たまたま青いシャツと帽子が青いシートと同調し、何かしらの物語り性が生まれたように感じる。「もっと右向いて、ちょい下」などと言いながら撮った記憶が甦りました。


■「秋ヲ見下ロシテ」-- 大沼郡会津美里町八木沢字七窪 蓋沼森林公園 --


09/09撮影。蓋沼森林公園からの会津盆地と只見線俯瞰。春は何度か撮ったことがあるものの、稲が実る頃は始めてだった。只見線にどれだけ寄るかが毎回悩むポイントであり、個人的には広々と風景的に撮るのが好みだ。特筆するような内容ではないが、プリントした写真を見ていると何故かしみじみと惹き込まれる一枚。


■「晩秋紀行」-- 大沼郡金山町大字水沼字沢東 第四只見川橋梁 --


11/08撮影。晩秋の第四橋梁俯瞰、作秋はこの場所に五回通いました。その理由は光及び紅葉の状態。「晩秋紀行は四回目、15:36頃に通過する430D。陽射しは山陰に沈みフラットな状態となった。紅葉の色付きが宜しくなく、昨年同様にほぼ散った残秋感が好みだ。下側部分をやや取り込み過ぎたか、ちょっと気になる。


■「夕 照」-- いわき市岩間町輪山 --


12/09撮影。五枚目の「黎 明」と同日に撮ったもの。Main Blogには横構図で撮った画像もupしてあるが、縦構図の方が波の形状、釣人の立ち位置など緊張感のある内容になったと思う。突端の波の色彩がとても綺麗で、砂浜や押し寄せる波のインクブルーとの相乗効果により独特の色彩感が広がっていた。


■「黎 明」-- 相馬市岩子字宝迫 --


12/09撮影。日の出を撮ろうと二週続けて相馬に通うも二度とも撃沈。併し二度目の夜明けはとても綺麗だった。NDフィルターなどを使い露出違いで二枚撮る。長露光撮影を行った画像に思い入れがあるものの、空に赤色が射した方を選んだ。自然相手なので二度と同じ光景には出会えないが、それ以上のものを求めまた行くようになるのだろう。


さて昨年を振り返り、撮った瞬間に「キターッ」という感覚が少なかった。それは一年を通して同じ場所・好きな景観を満足行くまで撮るというスタイルに寄るものなのか、新たな創意工夫がないということになる。
それでも少しずつは新しい場所の撮影を行ってはいるものの、”好きな景観を満足行くまで撮る”ということは、例えば県外など遠距離であっても自分の性格からして何度も足を運ぶようになり、様々な理由で頻繁にできることではない。


と、なれば矢張り”創意工夫”が必要ということになるが、大きな課題を課してもストレスになるばかりであり、イメージ通りに行かないのが世の常。つまり結局は今年も旧年同様、過去の模倣に留まるか‥。