水戸市谷田町 ”喜多方坂内ラーメン 水戸東店”

茨城県に行った際、県道51号線沿いに見える喜多方ラーメンの看板がずっと気になっていたのだが、漸く念願叶い入店してみた。

福島にはないので私は全く知らなかったのだが、それは喜多方の坂内食堂が展開するチェーン店、喜多方坂内ラーメン 水戸谷田店だった。他には首都圏46店、東日本9店、西日本7店、海外4店と多数出店されている。仔細は「サイト」を参照。

メニューは醤油のみの本店とは異なり、塩ラーメンを初め各種トッピングやチャーシュー丼、そして餃子と各セットメニューがある。

店内はテーブル二人席×ニ卓、四人席×五卓、カウンター八席からなり、昼時ということもあり客足が途絶えることはなかった。

焼豚(チャーシュー)ラーメン @940円


喜多方の坂内食堂の肉そばとほぼ同じビジュアル。個人的な坂内食堂の食感だが、醤油とはいえ塩味がベースとなるあっさり系にコクというか深みというか何かが足りず、脳裏を刺激するインパクトが感じられない。という訳でそんな記憶を辿りながらスープを啜れば、適度に効いた醤油の味が本家より美味いと感じた。


チャーシューは15枚だと思うが、噛み応えがあり味の浸透具合もなかなかのもので、先のスープも含めチェーン店以上の味わいがある。同じ喜多方ラーメンのチェーン店としては超メジャーな幸楽苑がある。価格的に大幅な開きがあり比べようはないが、味的にも格段の差がある。

麺は本家と同じ多加水平打ち縮れ麺だが、こちらはキラキラと輝いていた。喜多方の製麺所で打ったものか否かは分からないが、矢張り自家製手打ち麺とは異なり、どうしても一歩後退する風味と食感だ。


さて食べ終えた感想だが、先に書いたようにチェーン店のラーメンとしてはとても美味いです。併しながら福島県人はこの味に慣れているというかデフォというか、好んで次回も訪れるか否かは難しいところだ。というのも以前も書いたが、チャーシューメンの平均は多くの店で900円前後、それを考えるとお気に入りの店の選択肢が優先されると思う。


水戸市谷田町969番地 無休