いわき市平 薄磯海岸+etc

11日、いわきで夜の撮影目的で出掛ける。天気予報はあまり芳しくないのだが、空の状態によっては塩屋崎灯台を撮る予定で薄磯海岸周辺をブラブラする。

併しながら厚い雲が次々と流れ、その様に夕景は諦め「わたしは夜に海をみる」シリーズの撮影に切り替えるが、吹き荒れる強風でブレが気になる。

いわき市平薄磯字北街の薄磯海岸を塩屋崎灯台方向から眺める。被写体となる赤丸部の岩礁を新設された防潮堤から撮影する。因みに背景は賽の河原の洞窟周辺、左側は沼ノ内字浜街の沼ノ内漁港になる。


わたしは夜に海をみる op.8」~ F8・SS372.3・ISO100 ~


いつもは正面をフレーミングする岩礁だが今回は左側から撮影、それにより画面内に動きが出たように感じられる。撮影時間はまだ明るさが残る18:00頃。動きが早い船舶なのか思った以上に短い露出時間だったが、ISOを上げないで正解だった。
光跡がはっきりするのは周囲が暗くなってからだが、先に書いたように強風でその光跡が乱れ更には岩場の描写もあまくなり今回はボツとした。また撮影時が干潮となり、機会があればこの構図で再撮影を行いたい。


現像はWBや色調補正で岩礁を除き青色を強調する。また光跡の赤も同様に+補正。白波が明るく描写されており明度と彩度を-補正する。描写があまい岩場はアンシャープネスなどで適度に調整を行う。


続いて作秋から通ってはいるものの上手く行かない、いわき市小名浜字渚で工場夜景を撮る。今回は昨年10/05に撮った月の合成を念頭に置く。


「夜の歌」~ F8+F6.3・SS20+1/200・ISO200・2 Composite Photo ~


相変わらずの強風ながら露出時間の合間というか、目立つブレは生じなかった。結果として被写体に寄り過ぎとなり、立ち位置はもうちょい後ろがベストだったと思う。更に強風により煙りが真横に流れるなど、またまた再撮影の様相を残す。橋下の河川は暫く工事中になっているが、この日は左側川中にあったクレーンは見当たらなかった。


工場夜景と月の画像は各々RAWで現像を行う。工場夜景は工場の白トビを抑え、煙の彩度を-補正。合成は「比較明合成フリーソフト SiriusComp」を使う。このソフトは蛍撮影の際などにも使っているが操作が簡単で良い。合成後、全体の色調にやや青味を+補正、コントラストと明度をやや-補正する。


さて何度も書くが強風もあってこの日はとても寒かった。薄磯海岸は当然、工場夜景も海の近くなので体感温度はかなり低く、先週の銀山温泉より寒く感じた。そのせいか否かは不明だが、工場夜景撮影時にふらっと眩暈があり相応して20:30頃に撤収した。


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