いわき市佐糠町 勿来火力公園+etc

18日の日曜、五週続けていわき市での撮影を行う。まずは干潮時刻の10:39に合わせいわき市久之浜町田之網字舟門の蟹洗海岸へ向う。

穏やかな陽光の元、多くの人が海草を採取していた。今まで何度も撮影した場所ではあるが、未だに思うようなものが撮れず仕舞いだ。


ひたひたと春潮和ぐ」~ F10・SS2・ISO100・C-PL+ND100 ~


潮溜まりの潮の匂い、いつもこの匂いを連想するような画像を撮ろうと心掛けているのだが、その手立てがなかなか分からない。今回もC-PLで海面の照り返しを除去、更に露出はND100を使用し波を抑えた次第だが進歩がない。


左の岩山がアンダーとなり明暗補正、及び岩礁など陽射しの照り返しによる刺々しさがあり弱めにソフト補正する。


続いていわき市佐糠町荒屋、勿来火力公園の川津桜を見に行く。夜景撮影など場所は分かっていたのだが、桜目的で行くのは初めてだ。

着いてみれば四分咲きといったところか、ツボミの数の方が多いように感じた。併しながら花の色が濃いからか、遠目に見ると良い感じだったりする。人出は多く次々に車がやってくるが、駐車場が広いのでその辺りの心配はない。
ただ撮影としてこの人並みは矢張り邪魔であり、なるべく人が入らない構図、及び人通りが途絶えた瞬間を撮ろうと試みる。


「う・ら・ら」~ F8・SS1/200・ISO400・C-PL ~


先に書いたように人並みが消えるタイミング、そして空模様の良い時をまって撮ったのだが、これを撮るのに90分ほどを要する。乾いた春の空気感によるものか、見通し及び色のりがとても良い。露出は時折り風が吹くためISOをやや上げる。併しこうして見ると綺麗といえば綺麗だが、単なる記録写真といった感が否めない。


「薄 暮」~ F8・SS1/10・ISO200・C-PL+HALF ND4+8 ~


公園の奥にある発電所の社宅、直感で夕景はどうだろう‥と、構図を決め夕暮れまで待機する。結果的にイメージするような夕空にはならなかったが、社宅駐車場の白い車共々こればかりは致し方ないところ。


桜のある下部を明るく描写するため最初からHALF NDの4と8を二枚セット。尚C-PLの効果により暗くなった空の上部だが、現像してみれば非現実的で良いかも知れない。


夜にいわき市小名浜字渚で工場を撮影する。画像は日中に撮ったものだが、今回は藤原川の河口側からのフレーミング、いつもは中央の橋の上から撮っている。


「咆 哮」~ F11・SS25・ISO400 ~


周囲の光の具合によるものか夜であっても工場自体が茶褐色となり、あまり美しいものではなく、従って現像に於いてモノクロとする。また絞る要素は特にないのだが光芒表現でF11を選択する。


いつもは夜になると陸地から海に向って風が吹くのだが、この日は棚引かず周囲に拡散するといった様相を見せる。因みに18日時点で同渚にあるサミット小名浜エスパワー煙突からの排出は無かった。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。