耶麻郡北塩原村 大山祇神社+etc

一日の日曜、只見線のロケハンと耶麻郡北塩原村、桧原湖北岸の大山祇神社へ行く。大沼郡三島町での只見線撮影は一月末以来になるが、まだ春浅しといった風景だった。

お馴染みの只見川第一橋梁だが、これは道の駅”尾瀬街道みしま宿”脇の只見川第一橋梁ビューポイントからの眺めではなく、道の駅の裏側、大沼郡三島町大字川井字天屋原の只見川に掛かる歳時記橋から凡そ100m先の杉林に入った景観になる。

道路などに雪はないが日蔭や山中にはまだまだ残っており、途中途中で二度ほどズボッと嵌りました。因みにこのポイントは以前JR東日本のCMに使われ、下記動画の冒頭に添付しておきました。


「春...未ダ ①」~ F8・SS1/320・ISO250 ~


撮影は上り下りの二便を撮る。一便目は09:05頃通過の下りD425、そして二便目は上画像の上り09:17頃通過のD426。毎度のことだが川霧や紅葉、そして積雪などにより周囲の背景をどこまで撮り込むかが悩み処だが、今回はまだまだ殺風景な景観でもあり記録写真的内容になっている。


続いては大沼郡三島町大字早戸、国道252号線のからの早戸俯瞰。画像左上の赤い橋は早三橋、その奥は度々撮影を行う霧幻峡になる。車両は早戸駅12:49発の上りD428。此処からの眺めも川霧や紅葉などが映える場所であるが、夏季は樹木の葉々で線路が隠れてしまうのが難点。


「春...未ダ ②」~ F8・SS1/250・ISO320・C-PL ~


①同様、殺風景な景観であります。昼の撮影で光が強くC-PLを使用する。今年の川霧や紅葉は①と②をメインに撮ってみようかとのロケハンであるが、草木が伸びた状態にならないとなかなかイメージが掴めない。


昨年は雪が壁のようになっており断念したが、急激な暖かさに耶麻郡北塩原村大字桧原字苧畑沢の大山祇神社はどんな具合かと裏磐梯へ向かう。結果的に雪はまだ幾分残ってはいるものの、難なく湖岸に降りられた。

湖岸の雪は間も無く消えてしまうだろう。そしてこの時期に姿を現す鳥居は数日で沈むかも知れない。たまたま地元の人がいて興味深い話しを色々と伺ったのだが、現在の鳥居は凡そ35年前に新たに作られたものとのこと。云われてみれば100年以上も水の中にあって腐らない筈がない。
そしてこの鳥居の200mほど左先には旧米沢街道の桧原宿があったのだが、その多くは水没前に家屋を解体し現在の場所に移転したようだ。私はずっと湖底に沈んでいるのかと思っていたが残跡はあまり無いらしい。ただ神社の裏に県道64号線が通り、大昔の墓石や人骨などが湖岸に露出、実際に墓石だろうと思われる石の数々が今も散乱している。


「久 遠」~ F10・SS5・ISO200・C-PL+ND400 ~


14:30頃に到着、日暮れまで待機していたが徐々に冷え込んできた。空は次第に曇り、先の地元の人も今日は夕


焼けが期待できないと言ってたが、ほんの僅かに20秒ほど空に赤味が射した。併しながら積雪や空の色合い、そして明暗などがアンバランスな光景となりモノクロ化を行う。


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