田村市船引町 芹沢の一里桜+etc

八日の日曜、朝の光景は如何なものだろうと、土曜に続き二本松市長折字日向の日向の人待ち地蔵桜に出掛ける。

日の出前から撮影を始めたが、結果として逆光では地蔵がシルエットになってしまうなどなど如何ともし難く、視点を切り替え順光で地蔵をメインに作画する。


人待ち地蔵」~ F8・SS1/100・ISO400・C-PL ~


低い位置からの仰角のため手持ちで撮影。土曜は左側から撮ったのだが、順光の構図は良い立ち位置が掴めなかった。現像は花の色合いや全体の明度などを調整する。おそらく来年も訪れると思うが、それまでに色々な構想を練っておきたい。


人待ち地蔵桜の撮影後、裏磐梯へ向かうが雪により引き返し、昨年検討を付けておいた田村市船引町芦沢字高田へ向かう。場所的には県道300号沿いにある桜だが、よくよく眺めてみると電柱や電線があってフレーミングに悩む。


撮影中、散歩する地元の方から話しを聞く。三春藩は一里毎に桜の木を植え、此処は城下より一里となるようだ。またこの桜は一度倒れてしまったものの、見事に再生したとのこと。そして特に名称はないので”芹沢一里桜”と勝手に命名した。


「芹沢一里桜」~ F8・SS1/125・ISO200・C-PL ~


縦横、色々と試してみたがどうしても電線・電柱が入ってしまい、後に消去することを念頭にフレーミングする。春の光線で色合いやコントラストなどが映える画質になったが、記録写真的内容になってしまった。出来れば古い農家の建物も大胆に撮り込みたいが、電線がかなり邪魔になり、夕暮れの暗いときはどうだろう‥と、想像する。


続いて田村郡三春町大字北成田字宮ノ前の平堂壇の桜へ向かう。今日は風が強いので流れる雲があればそれを使って作画しようイメージするが、暫し待つもなかなか雲は現れず一旦帰宅、夕焼け目的で夕刻に再び訪れる。


落 陽」~ F10・SS1/640・ISO100・C-PL ~


夕暮れ時も雲はなく、よって夕焼けになることもなかった。併し沈む太陽に桜がシルエットとなり、そのタイミングを待って撮影。現像はややセピア色に補正、フレアや白トビを抑える。先に書いたように風が強く花々のブレが気になる所だが、SSが早いためブレは生じていないようだ。


それにしても寒い一日でした。更にこの風で多くの桜は散り、週明けは一部を除きほぼ葉桜となっていると思われ、今年の桜は咲くも見るもなかなか思い通りに行かなかった。


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