いわき市三和町 ”柏の里”

国道49号線、いわき市三和町の長沢峠を往来する際、いつも気になっていたかしわもち直売所と書かれた青い看板と建物、五月の節句ということもあり入ってみました。

ご主人の兄弟が秋田で焼き物をしており、直売所内にはそれらも展示販売もされている。柏餅は発泡スチロールのケースに入れられ、出来たてなのか受け取るとまだ温かかった。

一パック 五個 @540円


もち米粉とうるち米粉を使用ということは、粉を練ってから搗いた餅だと思われる。購入の際、柏の葉に餅が引っ付くでゆっくり葉を剥がす。また翌日には硬くなり、そうなると葉が剥がし易くなるのでオーブンで加熱してから食べて下さいと教えられた。

ネット上には「モチ米とうるち米の合わせ方や粉のひき方、餡の甘さなどを”家伝”として伝えられてきた製法で作られた柏餅を直売しています」‥と、明記されているが、この輝きと餅が葉に引っ付く様は無添加の証なのか、昔ながらの柏餅を思い出す。


味はほんのりとしたもち米の香りに、すっきりした甘さの餡が上品なハーモニーを奏でる。ただ先に書いたように葉や指に付いてしまい、運転中は食べない方が良いでしょう。

製造所の住所はいわき市三和町下三坂字明戸121。直売所はいわき市三和町中三坂字湯ノ向 国道49号沿いとなります。因みに不定休&無くなり次第閉店です。


追記・・・
翌日カチンコチンに硬くなった状態で柏の葉を剥がし、オーブンで焦げ目が付くまで加熱してみました。餅の風味や餡の甘さがが引き立ち、個人的には此方の方が美味しく感じられた。因みに柏の葉は完全にというか綺麗に剥がすことは出来ず、一部残ったままだがそのまま食べました。