相馬市 大洲松川ライン再開通

東日本大震災後、通行不可となっていた相馬市の市道大洲松川線(通称大洲松川ライン)だが、昨春の松川浦大橋の再開通に続き、本年04/21、七年ぶりに走行可能となった。

松川浦大橋から鵜の尾埼トンネルを過ぎると道路の両サイドに駐車場がある。下画像の松川浦側には鵜ノ尾岬桟橋があり、トイレも新調されていた。これらの駐車場は鵜の尾埼灯台や鵜ノ尾崎地蔵尊がある鵜ノ尾崎岬への登り口になる。

鵜ノ尾崎地蔵尊と鵜ノ尾崎地蔵尊。他には1986年、相馬沖で沈んだ調査船「へりおす」乗員の慰霊碑もある。

鵜の尾埼灯台。以前は内部公開されていたと聞く。灯台から離れた左側には展望台があるが、灯台からの方が松川浦大橋も眺められ良いかも知れない。

市道は凡そ6km、防潮堤は震災前より1m高い7.2mとなり、厚さ50cmのコンクリートで覆われている。因みに現在の時点で総工費220億円とのこと。南相馬方面はまだまだ工事中であり将来的に森林公園になるようだが、西側の松川浦の入り江と東側の太平洋の間を走り抜ける美しく爽快な道路はなかなかのものです。

この数年、松川浦では文字島側から朝景を撮っていたのだが、中洲の向こう側に見える建築物の正体を要約確認、それは中州へ工事車両が出入りするための橋だった。

さて今回訪れた最大の理由はロケハン。二度ほど往来してみたが、今のところは鵜ノ尾岬桟橋周辺かな‥と、いった感じだ。併し干潮時だったので潮が満ちればまた違った表情になるし、これから海苔の養殖が盛んになれば震災以前の様子に戻るだろうと期待する。


加えて東北中央道の霊山IC~相馬玉野ICは現在無料区間、更に今夏は原釜尾浜海水浴場が再開予定でもあり色々な面でその期待度は高い。