大沼郡三島町 第一只見川橋梁+etc

九日(土)、時期的に川霧にはもうちょい早いけれど、今頃になると気持ちが大沼郡の三島町や金山町へ向かい、そんな訳で03:00起床で出掛けた。

まずは大沼郡三島町大字桧原字下三平、第一只見川橋梁を川向かいから眺める。到着時は霧が立っていたもののやがて消えてしまい、ならば反対に鏡面化した川面を期待、一時は綺麗に写り込むも車両通過時には解消されてしまった。


静寂破りて静寂至る ①」~ F8・SS1/250・ISO320 ~


車両は06:03頃に通過する上りの始発422D。休日には珍しく三両編成で一昨年の今頃も同じことがあった。この日の撮影者は私を含め二人、右上の鉄塔は道の駅「尾瀬街道みしま宿」から登る”只見川第一橋梁ビューポイント”の最上段。川霧が出ると此処からの俯瞰になるが、拡大すると数人立っているのが確認できる。


橋梁を通過する只見線は特に速度が遅く、個人的にSSは1/200~1/250を基本としており、そのSSに合わせ絞りやISOで明暗の調整を行う。


続いて場所を移動し先程の道の駅の裏側、大沼郡三島町大字川井字天屋原の只見川に掛かる歳時記橋から凡そ100m先の杉林に入る。カメラを首に提げ歩いていたのだが、気付けば茂みの中にレンズキャップを落としていた。幸いレンズ自体にキズは付かなかったものの、移動の際は面倒がらずバックに収めることの重要性を改めて認識する。


静寂破りて静寂至る ②」~ F8・SS18250・ISO320 ~


風も霧もなく川面は綺麗な鏡面となり、その様をメインとするため縦構図とした。車両は下り始発の423D、橋梁通過は07:23頃。結果的に露出は①と同じになった。


現像の際①は川面のコントラストを+補正したが、②は特にコントラストの補正を必要とせず、全体の明暗調整に留まる。


先月の26日にも撮った大沼郡金山町大字大志の大志集落と只見線だが、その際の光具合が悪く再度撮ろうと待機する。併しながら雨が降ったり止んだりと却って状況が悪く、撮るには撮ったに留まる。


車両は会津三島駅着09:39の下り425D。この車両も三両編成となり、つまりは折り返し便となる会津三島発12:32発の428Dも三両編成になる訳だが、前述したように休日にしては三両編成の車両が多く、何かあるのかと思案したところ、三島町で「ふるさと会津工人まつり」が行われていた。結構な人出となるこの催し、三両編成の車両はこの人出を見込んでのことなのかも知れない。

落としたレンズキャップの購入で会津若松市へ向かう。その購入と昼食の後、これまた先月19日の撮り直しで大沼郡会津美里町八木沢字七窪の蓋沼森林公園へ向かう。その時は全ての田んぼに水が入っておらず、予てからまた来ようと思っていたが、時既に遅しで稲は水面を隠す程に育っていた。


「風は緑色」~ F8・SS1/320・ISO160・C-PL ~


緑が濃い田んぼとなれば撮影イメージを変え、綺麗に並ぶ様をフレーミングする。車両は会津高田駅13:27発、下り427D。この日初めてみる新ラッピング車両、遠目で見ると緑の車体には緑の大地が似合うように思えた。


適度に晴れてはいるが空気が重く見通しが悪い。C-PLでコントラストを調整出来ないかものかと装着したが、画像を等倍で見るとかなり酷いことになっている。更には風が強く遠景撮影には不向きな環境だった。下動画、蓋沼森林公園部々は会津高田駅14:05発の上り428D、先述した会津川口駅へ向かう下り425Dの折り返し便。


続いて会津若松市河東町八田字坂ノ上で会津の夕景を撮る。場所は市内河東町八田八田野から一箕町大字鶴賀船ケ森北を結ぶ県道64号線の途中。六年前にも撮ったことがある場所だが、その季節を大きく勘違いしていた。


「夕照ノ帳」~ F10・SS1/8・ISO200・C-PL+ HALF ND8 ~


六年前の撮影は10月、その時の落陽は目の前だったが今の時期はかなり北方、画像では右側になり山が邪魔してしまう。加えて地平線にある雲で夕焼けは期待できず、夕景のイメージから夜への帳といった趣に脳内を切り替える。


撮影時のWBは5800k、明るめの露出とし、アンバー色と明暗を現像時に補正する。交通量の多い路肩での撮影なので暗くなる夕暮れはちょっと危険なのだが、秋にはまた撮影を行ってみたい場所の一つだ。


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