大沼郡金山町 霧幻峡+etc

06/30(土)、03:00起きで大沼郡三島町・金山町へ向かう。途中の河沼郡柳津町の只見川は良い感じに川霧が立ち期待が膨らむが、第一・第二只見川橋梁、そして霧幻峡から大志集落と足早に見て回るがどこも期待外れだった。

上画像、大沼郡三島町大字川井字天屋原、歳時記橋側からの第二只見川橋梁。下画像、大沼郡三島町大字川井字天屋原からの第一只見川橋梁。何れも撮るには撮ったがイマイチなのでupは見送る。因みに下動画の内容は第二只見川橋梁 上り422D、第一只見川橋梁 下り423D、そして夕方の第四只見川橋梁 下り431D。

大沼郡金山町大字大栗山字雨沼の霧幻峡もご覧のような状況。思えば土日の度に天候が良過ぎるというか、暑くて気温と水温の温度差が少ないのかも知れない。


さて此処で大失態に気付く。おそらく手に持った触感のみで判断したためか、カメラバックに入っていたのは標準ズームではなく広角レンズだった。加えて撮影状況も芳しくなく一気に気力を無くし帰宅することにしたが、先日のホタル撮影ではクイックシューのネジが緩んでいたなど、撮影に対してちょっと緊張感が足りないのだろうか。

帰宅し天気予報を見ていると午後から会津地方に強い雨が降るとのこと。これはもしや川霧が出るか‥と、霧幻峡まで片道凡そ100kmをまた出向く。到着時はまだまだ晴天だったので大沼郡金山町大字大塩まで足を伸ばし会津大塩駅を撮影する。今現在は閉鎖されており、昨年はその閉鎖された駅である会津越川駅、本名駅、会津横田駅を撮影した。


あしたぼくはどこかへいきたい op.4」~ F8・SS1/160・ISO100・C-PL ~


昨年に続く四作目、何れもモノクロで表現、且つ夏の暑い陽射しの下で撮っている。雑草に埋もれてしまったレールを少しでも構図に撮り込んできたが、本駅ではほぼ雑草に隠れてしまいレールの存在を意識しない構図とした。


現在不通となっている会津三島駅と只見駅間の未撮影駅は、これで会津塩沢駅と会津蒲生駅の二つ。この区間は電源開発専用線を旧国鉄が買い取ったものだが、一両分しかないホームや簡易的な待合室など、如何にも専用線を流用しましたのという雰囲気があり、駅というより停車場といった趣だ。因みに住所は大字大塩字沢ノ目になるのだろうか。


会津川口方面へ戻るに従い、会津地域の大雨竜巻警報がラジオから聴こえ始める。空は黒い雲が広がり、やがて大粒の雨がバタバタを車体を叩くように落ちてきた。


一時間程で小降りになり、上画像の大志集落を眺めるが川霧発生の様子はない。尻吹峠へ登り見下ろすと上流から山霧が流れては来るが、特に変わった景観ではなかった。

雨が強すぎて却って川霧が立たないのか‥と、考えながら第四只見川橋梁に来ると状況は一変かなりの川霧が出ていた。下流の早戸駅方面も霧が立っており、帰路の途中となる霧幻峡も期待できそうだ。


「白 雨」~ F6.3・SS1/200・ISO500 ~


撮影立ち位置は大沼郡金山町大字水沼字沢西、国道252号線の水沼橋から。次第に三脚が並び始め最終的にはかなりの数となっていた。橋梁通過が18:38の下り431D。通過時の川霧はだいぶ少なくなってしまったが、こればかりは致し方ない。それより何よりラッピング列車は私も含め殆どの人がガッカリしていたようだ。


この時間帯の只見線はあまり撮ったことがなくかなり暗いです。絞りをやや開けISOもあげたが、それでも暗いので明度の補正は必要。


雨上ル ①」~ F8・SS1/3・ISO200 ~


雨上ル ②」~ F9・SS1/3・ISO200 ~


大沼郡金山町大字大栗山字雨沼の霧幻峡も川霧が出ていた。併し全て覆い尽くす景観とは異なりMAX状態には及ばない。昨年辺りから観光客を乗せる為の道具類を積んだままとなっており、それこそ昔ながらの風情ある姿とは異なる。また繋ぎ止めるロープに遊びが少ないためか舟の動きはあまりない。


時刻は19:00を過ぎ、霧に邪魔されるとAFが効かない状況。本来ならISO感度を上げ、舟がぶれないSSを選択するのがベスト。今回は様々なSSで撮影し、ぶれてない画像を選択した。色温度が高い時間帯なののでややアンバー調に仕上げる。


霧幻峡」~ F8・SS1.6・ISO200 ~


国道252号線から雨沼集落及び沼沢湖へ向かう早三橋から撮影。秋の紅葉時などの眺めも良いが、只見川の面積が多くなり霧が出てないとフレーミングが難しい。今回は風景を大胆に切り取ってみたが、これは霧と夜陰があって成り立ったものかも知れない。


さて今日はレンズを忘れ、そして出直すなど色々とありました。結果としては出直して正解だったけど当然走行距離も延びる。とはいえ奥会津は今夏も度々通う予定であり、通い慣れたというか既に億劫な距離感ではない。また今日は身体も機材も雨でかなり塗れました。折からカビの季節でもありメンテをきちんと行わなければならない。


そういえば以前、川霧とはどんな感じか聞かれたことがあった。一言でいうと身体はベタベタになり不快指数は100%です。海風と違い潮気がないぶん良いけれど、幻想的なイメージとは異なり居心地は良くないです。


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