田村郡三春町 ”とらや分店 村田や”

近くなので何時でも行けると思いつつ、気付けば昨年の三月以来となる”とらや分店 村田や”。久々なので味を忘れてしまったかも‥と、到着すれば、店舗前には七人ほどが開店待ちだった。

紺色の暖簾は浅緑色のものとなっていた。”白河とら食堂より”の文言は以前と同様に明記されており、分店などには定期的に寄贈されるものなのだろうか。

メニューは醤油味のラーメンのみとなり、その内容及び価格に変わりは無いようだ。店内は中央に大きな十人席テーブル、二人席テーブル×二卓、小上がり四人席×三卓、カウンター五席。中央の大きなテーブルや天上の高さはミニとら食堂といった印象。人気の程は相変わらずといったところで、あっという間に満席となり店舗外には人が並ぶ。

焼豚メン 大盛り @1.070円


バラ、モモ、カブリと三種のチャーシューが乗ったビジュアルはいつ見ても良いです。そして鶏ガラのスープにキラリと輝く油が綺麗です。


さて昨春の記憶を思い出しながらスープを啜る‥あれれ、かなりしょっぱい。記憶ではカドのない丸みのあるすっきりした味わいであったが、昨春のスープとは全くの別物であり、舌のせいにしようかとするが同行した人間も同じ感想だった。
おそらくしょっぱさの原因は醤油ダシの濃さだと思うが、もしかしてこれは夏季仕様なのか‥などと色々想像するが、チャーシューは以前と変わらずに噛めばジュッと味が染み出す肉々しい食感が良いです。

白河ラーメンの特徴である中太ちぢれ麺。白河ラーメンはピロピロした食感と例えられるようにやや柔らかめであるが、こちらは硬めに茹でられプツプツとした歯切れ感がある。


つまり食べ終えるまで伸びることはないのだが、しょっぱいスープと相俟って白河ラーメンと一線を画す内容になってしまったような気がする。但し先述したように夏季だけの味付けなのか否か、機会があればまた食べてみたいと思う。


田村郡三春町大字斎藤字場上田242-1 火曜定休 (祝日の際は翌日休み)