会津若松市門田町 大川橋梁+etc

02日(日)、この数日かなり肌寒くなり川霧は全く期待できないものの、季節変わりは被写体に事欠きまたもや只見線撮影に出掛ける。金山町に到着すると山霧はモクモクと立っているが、川霧は予想通り皆無であった。因みにお盆が過ぎてだいぶ日が短くなり、04:00代は走行中の車内から川霧があるか否か確認できなくなってきた。

いつもの大沼郡金山町大字中川字大田面、会津中川駅周辺の上り始発の422D。稲が実る頃に撮りたいと思っていたが、先に書いたように始発通過の05:35頃はちょっと暗い。従って露出を絞りF5、SS1/160秒、ISO1000としたが、どうも描写が芳しくなく今回のupは見送ることにした。

続いて大沼郡金山町尻吹峠の大志集落俯瞰ポイントへ行く。ご覧のように今夏の只見川は濁っていることが多く、川の面積が少ない構図=縦構図とした。上り二便目となる424D通過時は完全にホワイトアウトとなり、約50分後の下り423Dを撮影した。


天地始粛」~ F8・SS1/160・ISO500 ~


只見川が濁っている云々と記したが、実は当初より縦構図で撮る予定だった。その理由としてこの日のテーマは田んぼと只見線であり、このテーマを持って後に大沼郡会津美里町方面へ向かう。


下の動画をご覧になるとお分かりのように車両通過時は霧が無くなった。加えてはっきりしない色合いなどなど、先に撮っておいた霧の画像をレイヤー使用し色調を整える。会津川口駅で423Dはラッピング車両と聞いていたが、それが残念でもある。


撮影後、近くの大沼郡金山町大字太郎布、太郎布高原を見て回る。初夏のアザキ大根が自生していた大地は蕎麦の花が最盛期となっていた。併しその初夏の頃とは違い雑草の背丈も伸び、景観としてはちょっと頂けないような雰囲気だ。

先週は大沼郡会津美里町八木沢字七窪の蓋沼森林公園からの俯瞰であったが、今回は河沼郡会津坂下町大字五ノ併の若宮駅と大沼郡会津美里町立石田の新鶴駅周辺を見て回る。


鉄と稲 ①」~ F10・SS1/250・ISO400・C-PL ~


鉄と稲 ②」~ F8・SS1/400・ISO400・C-PL ~


①は下り427D、②は上り428D。撮影地は若宮駅の近く、河沼郡会津坂下町大字五ノ併字橋本丁だと思う。①②とも先に書いた田んぼと只見線のテーマになるが、①は稲が主題、②は只見線を主題にした。


①は引いて車両全てをフレーミングすれば良かったのか、そうなると稲の存在は希薄になりピント位置も大きく異なるなどなど色々と試行錯誤があったのだが、全ては次回の布石にする。因みに②は置きピン無しの手持ち撮影。


続いてこの日の撮影目的の一つである会津若松市門田町大字飯寺字上川原の大川橋梁へ向かう。上路式プレートガーター22連からなる全長436mの大川橋梁は、会津若松市北会津町上米塚の会津本郷駅と同市材木町の西若松駅間を流れる阿賀川(大川)に掛かる只見線では最長の橋梁。


阿賀川では鮎釣りが解禁となっており、多くの釣り人が川に入っていた。先の若宮駅周辺の撮影後、次の車両は夕方になるため川沿いをブラブラとロケハン、河川敷の階段にはカップル(←死語?)があちこちにいて目のやり場に困る。陽気は夕方が近付くに連れ心地よい風が吹き始めたが矢張り会津は暑かった。


黄昏にて」~ F8・SS1/250・ISO400 ~


17:02頃通過する上り430Dと約10分後の下り431Dを撮影、upしたのは前者。空はやや赤味を帯びていたが時間が早いので色味を補正。この後の通過は18:00と19:00前になり、この時期では暗すぎる。長露光で車両の流れる様を撮る方法もあるが、夏至の頃など日没が遅い季節にまた来たい。ファインダーを覗いていた時には気付かなかったが、車両通過に驚いたのか飛び立つ鳥が写り込んでいた。


さて既に九月に入った訳だが今夏の只見線撮影はこれで終わり、次は紅葉の頃になると思うが、それにしてもこの夏はかなり通ったな‥と、振り返る。


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