白河市鬼越 ”火風鼎”

南湖公園のある国道289号線沿いにはラーメン店が数店並んでいる。その中でも究極のチャーシューメンの看板が目立つ火風鼎(かふうてい)、土日などは行列となっておりなかなか食べる機会が無かったのだが、平日に白河に行く用事があり寄ってみた。

12:00前に到着。既にかなりの車が停まっているものの、待ちは二組目だったので時間を置かず着席することができた。それからも客足が途絶えることはなく平日であっても大盛況、一人で来店する女性も多数いて驚く。

メニューは醤油、味噌、塩と三種揃っており、特に醤油のバリエーションは多彩。店内は厨房をコの字に囲んで二十一席、店舗奥に七席の全てカウンター席となる。

チャーシューワンタンメン @1.000円


お勧めのチャーシューワンタンメン。数えるのも面倒なほどにチャーシューとワンタンが沢山乗ってます。厨房周りのカウンター席だったので、調理するところを見ていたが、麺やワンタンの量をきっちり計っていた。


さてまずはスープを一口。するとあっさり且つきりっとした醤油の味に最初から引き込まれました。続いて控え目ながら丼脇に添えられたワカメと刻みネギの風味が見事に調和、鼻先にスッと抜けて行きます。


メンマの本数は二本のみながら、太くてメンマ自体の味が濃い。ワンタンは中身のない皮だけのタイプとなり、その端々がスープとよく絡む。そして白河ラーメンといえば燻りチャーシューだが、部位はモモ肉で噛めば噛むほど味が染み出す肉々しいタイプだ。

もやし @600円


こちらはサマオクがオーダーしたもやしラーメン。サマオクはややしょっぱいと言っていたが、私はそう感じることはなかった。また麺の量が多いとも言ってたが、チャーシューワンタンメンに関しては麺よりチャーシューやワンタンを食べてるといった感もある。

手打ちストレート中太麺は香川県のうどん粉も使用されているとのことで、噛めばプツプツと独特の食感があり舌の上の存在感が凄い。白河ラーメンは柔らかめの麺という認識があるが、先に書いたように多彩なラーメンのバリエーションなどなど、個人的にイメージする白河ラーメンと一線を画す。


という訳でとても美味しかったです。と、同時に価格なども含め個人的にお気に入りの一店となりました。併しながら混んでいるのが難関でもあります。


白河市鬼越44-16 火曜定休