いわき市小川町 夏井川第一発電所+etc

22日(土)、早朝より今月三度目となる相馬市岩子字長谷地へ向う。朝陽・朝焼け目的なのだが、天気予報では晴れ、且つ満潮の時間帯なので期待が高まるが、水平線近くに厚い雲が掛かってしまい結論を先にいうと今回もダメだった。

朝焼けはダメだったものの、厚い雲から現れる太陽を撮ろうと機材や露出を設定する。一ヶ月前だと太陽の登る位置は正面なのだが、今はかなり左(南)側からの日の出になる。


「オレンジ仕掛けの憂鬱」~ F10・SS1/1.3・ISO200・C-PL+ND100+HALF ND8 ~


三週間通ってやっとの画像はタイトル通りに憂鬱そのものだったりする。太陽が登り、海面に筋状の反射が現れた状態も撮ったが、太陽の存在や反射がはっきりしない画像を選んだ。太陽が登る間際は露出の設定がコロコロ変わり、一分前まで装着していたND8を急遽ND100に付け替える。


全体の色合いと明暗の補正を行う。更に海面に立つ竹竿のコントラスト及び明度を+補正し、暗さの中に潰されないようにした。


デブでよろよろの太陽」~ F8・SS1/500・ISO100・C-PL ~


場所を移動し岩子漁港で手持ち撮影。太陽を撮ると明るいのでタイトル通り大きな輪郭となってしまう。とはいえそれは夕景とは何処か異なる。現像は色合いをやや+補正、明度をやや-補正する。因みに岩子漁港の住所も相馬市岩子字長谷地になるが、撮影の立ち位置は相馬市岩子字坂脇はになる。


相馬から国道六号線を南下、いわき市小川町塩田字江田の江田踏切りで磐越東線の撮影を行う。画像の右側が江田駅となり、踏み切りは県道41号線上にある。この県道は田村郡小野町といわき市四倉を結ぶ小野四倉線、別称磐城街道と云われ、磐越東線が街道に沿って運行されている。因みに磐越東線は”ゆうゆうあぶくまライン”という愛称がある。


冬枯れの鉄路」~ F8・SS1/200・ISO320 ~


車両は江田駅13:32発、下り737D。冬枯れながら奥の雑木に陽が射し込み、その美しさを構図に撮り込む。いわき市への往来に県道41号線を通行することがあり、その度に磐越東線を撮ってみようと思いつつ今回が始めての撮影。


現像は雑木の明度を+補正し、反対に手前側の明度は下げている。日陰なので車両が寒色となりその色合いを補正。更に全体のコントラストをやや+補正。


続いて約3.5km先にあるいわき市小川町塩田字江田の「夏井川第一発電所」へ向う。此処は発電所の脇に磐越東線の橋梁があり、様々な方向から撮ることが出来る。上画像の霜月橋を渡りその橋上からも撮影可能だが、発電所の裏からも撮影出来る。

今回の画像は一部昨年撮ったものを使用。上画像はその際にたまたま通過した車両。中画像は発電所裏からの光景。今回は下画像の線路と発電所を見下ろす斜面からの撮影としたが、いつも撮っている只見線を遙かに凌ぐ速度に設定したSSが追い付かず、更には足場がしっかりせず車両にブレが生じボツとした。これを布石として次回に活かすつもりだが、撮影時の動画、江田駅14:32発の上り732Dを下にupする。

夜、いわき市平薄磯字北街の薄磯海岸で船舶の光跡を撮ろうと明るい内から機材をセットする。この日はカメラマンが数人、日暮れの海岸を撮影していた。その中で上画像のカメラマンが気になった。というのも海岸での撮影に慣れていないのか、波打ち際に三脚をセットしなかなか構図が決まらない様子。既にお気付きかと思うが、波打ち際は波が引くと同時に砂が流れ三脚は動く。つまり素早く構図を決め素早く撮ることが必要だ。


「Black Night」~ F8・SS1 & 5・ISO200・Double Exposure ~


さて相馬での朝陽同様、夕陽も雲に遮られていたが、暗くなるに連れ徐々に雲は流れ、煌々と月が登り始めた。光跡を数枚撮ってみたがかなりの明るさに断念、撮影目的を輝く海と月に変更する。併しながら海面と月は離れ同画角内でのフレーミングは出来ず、久々に二重露出で撮影した。


月はSS1秒、海面は5秒で撮影する。PCで確認すると空は暗い青、方や海面はモノトーンに近く色合いが微妙に異なる。従って空を弱めにモノクロ化し色合いを近付けた。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。