南会津郡南会津町 前沢曲家集落+etc

06日(日)、毎年一月に撮っている玉川村の乙字ヶ滝から南会津方面を回ってみる。この時期としては積雪は少なく、南会津町や只見町などなど車の走行に支障はない。

まずは日が昇る前の石川郡玉川村大字竜崎字滝山の乙字ヶ滝。個人的には滝見不動堂からの眺めが好きなのだが、下画像のように年々松の新枝や雑草が伸び、数年前に撮った構図のフレーミングが出来なくなってきた。従って雑木などが入り込むのを避け、縦構図で何とか撮影する。


厳 流」~ F10・SS1/10・ISO125・C-PL+ND8 ~


毎年今の時期に通う理由は厳しく荒々しい流れを撮る為だが、夏季は水質が悪いという理由もある。その厳しさの表現、及び先に書いたように雑木が写り込んでいることもあり、現像時にモノクロを選択した。


撮影時からモノクロをイメージしている際は明るめに撮るのだが、今回は後から気付いたので全体の明度を+補正する。C-PLの効果は半分ほどで岩々の照り返しを残し、コントラストをやや弱めに補正。


乙字ヶ滝から南会津へ向う。途中で南会津郡南会津町森戸の藁葺き小屋を眺める。正しく原風景といった様子をよく撮ったものの、以前にも増してビニールハウスが迫り出し、折角の景観が台無しとなっており、この先、被写体には成り得ないかも知れない。

南会津郡南会津町前沢の前沢曲家集落。12月~03月の冬季は入園料が不要だが、曲屋資料館は冬期間閉鎖となる。因みに駐車場は積雪で数台しか置けなくなっている。

前沢曲家集落といえば上画像のバッタリ小屋だが、毎度のことながら電柱の存在が邪魔なことこの上ない。私だけではなく全ての人がそう思っているようだが、何故に移動しないのだろう。下に七年前に撮った動画をupするが、その翌年だったか木製の水路などが新しくなりました。


篭 ル」~ F8・SS1/250・ISO200 ~


カメラのモニターでは空が一部白トビを起こしているが、この画像は当初よりモノクロを想定し明るめの露出で撮影した。全体的なコントラストを弱めに補正し明暗を調整、反面建物の板目のコントラストはやや+補正する。


畏れ多くもイメージは斎藤清の版画だが、屋根の積雪がもっと欲しかった‥などと、腕の無さを責任転嫁する。


「朱色と灰色」~ F8・SS1/320・ISO200 ~


国道252号線、大沼郡金山町大字水沼字上田の上田ダム入り口にある柿の木。三日に通った際も気になり、車を停め手持ち撮影。柿の木以外の彩度を落とし全体の明度を+補正、及び中心部以外のボカシ加工を行う。


夏、田んぼと只見線を撮る大沼郡金山町大字中川字大田面、会津中川駅近くの田園風景。そんな雪景と只見線を撮ろうと待機するも、積雪はまだまだこれからで背景の杉林も民家の屋根もほぼ残っていない。


「雪 野」~ F8・SS1/320・ISO400 ~


車両は会津中川駅15:05発、下り427D。最近何故かラッピング列車に遭遇すること多しだが、正面からの撮影以外は特に気にしないようになった。撮影時、雪の降り方が強くなりちょっと見通しが悪い内容となる。また手前の田んぼは単に白い平面となり、この辺りをどうするかが次回への課題。


雪が降っているもののそこそこの露出で撮影が可能となり、明暗の調整など後の補正はコントラストをやや+補正するに留まる。


大沼郡三島町大字名入字上居平、国道400号線から第二只見川橋梁を撮る。車両は先ほど撮った427Dの折り返し便となる16:13頃通過の上り430D。


・・・2021/12/14 追記・・・

驟雪烟ル」~ F8・SS1/200・ISO800 ~


降ったり止んだりの雪に見通しが悪い正に冬そのものといった夕刻。この時間帯は色温度が高く青色が強い。WBは5800kとするが、それでも青味は残り色調などを修正する。今では懐かしいキハ40、走行していた頃の画像を見ると様々な思い出が甦ります。


撮影する側としては例えば正面狙い、第四只見線川橋梁での上り便などなど、ラッピング車両の連結位置に一喜一憂、つまり悪く云えばトホホ的存在であり、その状況によって撮影ポイントを考えた。中でも画像の2018年初春から運行した緑一色のラッピング列車、新緑時は保護色になってしまう、暗い時間帯は映えないなどなど色々あり、只見線応援隊のK嬢には「雪景色なら映えるでしょ」‥と、尻を叩かれる w


今となっては現行のキハE120にラッピングを施さないかなぁ‥などと期待してみたりするが、その心は矢張り現行車両のカラーリングやモダンな容姿が気になるのだろう。


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