伊具郡丸森町 第ニ阿武隈川橋梁+etc

02日(土)、あぶくま急行を撮ろうと宮城県伊具郡丸森町へ向う。仔細は「Wikipedia」をご覧頂くとし、まずは丸森駅へ行ってみる。

時間は06:30。既に始発の上下ニ便が出た後とは云え、夜明け前の暗さの中に煌々とした駅舎に温かさを感じる。そして土曜日ながら早朝より人の往来があった。


東の空が赤く染まり、斜光線の中の車両‥などと、イメージしていたが、その後天候は大荒れとなり、結果を先に述べればグダグダな撮影となってしまった。

撮影目的は丸森駅から上り方面になる第ニ阿武隈川橋梁。丸森駅から凡そ1.2km程であり、通過時刻はほぼ丸森駅の発着時刻に近い。上画像は国道349号線側から、下画像は阿武隈ライン舟下り乗船場の約1.2km先からの眺め。


まずは国道側になる伊具郡丸森町舘矢間山田から丸森駅06:50発下り911Mと06:56発上り910Mを撮影するが、此方からはイマイチの構図となり川向の伊具郡丸森町字百合沢に移動する。川向からは四便撮影するが次第に空模様が荒れ始め、カメラに向かって来る風雪で機材はびしょ濡れになる。併しそれはゲリラ豪雨の如きで二分後には快晴と終始捉えどころのない内容となった。

画像上から丸森駅08:22発上り916M、08:55発上り2965M、10:04発上り922M。後者ニ画像撮影時は晴れ上がり、特に2965M通過の二分前は大荒れで濡れた機材を吹いてる間に来てしまった。それも四両編成で構図も露出も的確ではない。


北緯37°の立春」~ F6.3・SS1/500・ISO500 ~


車両は丸森駅08:55発下り909M。最悪の天候であったが、何も無い枯れ山の光景よりは良いのかも知れない。日ごろ低速の只見線ばかり撮っているため、速度の早い列車はなかなか慣れない。SSは1/500をキープ、それに準じた露出を設定する。近くに踏切などはないのだが高速故に近付く音がよく聞こえ、見逃すことはないと思う。


下に動画をupしたが、降雪によりはっきりしない様子をコントラストと色合いの補正で補う。また大粒の雪は消去した。


丸森町からは相馬市経由で先週と同様にいわき市へ向う。いわき市での撮影は一昨年の年末に撮った岩間町輪山からの県道239号線沿いの海岸俯瞰。及び小名浜字渚の工場夜景。


上画像、3.11の津波で壊滅した佐糠町の海岸沿いだが、右奥の勿来火力発電所脇に大きなビルが建設中であり、防潮堤などはほぼ完成となったのだろうか。数時間後には干潮となるためか、波は穏やかでありサーファーは帰り支度を始めていた。


「夕 照」~ F8・SS1/125・ISO200 ~


太陽が隠れ、ほんの僅かな時間だけ波打ち際が染まる。そのタイミングを逃すとこの場所に立つ意味が無くなってしまう。立ち位置は車も通る細い道なので三脚を立てることは難しい。併しながら今回は墓石の脇にちょうど良いスペースを見付けた。


一昨年の撮影もそうだったが、偶然やって来た釣り人にピントを合わせる。今回は波の染まり具合が薄いので色合いを補正した。


毎度の工場夜景と光跡を撮影。この日は煙の排出が少なく、更に風もあって煙が筋状になってしまう。煙の形状と通過する車の状態を見ながら撮影を繰り返すものの、如何せん煙の表情が芳しくない。


因みに昨年もそうであったが、今月中旬から一ヶ月近く工場の保守点検を行うのか煙の排出はなくなる。また以前に比べ最近は工場夜景を撮る人を見かけなくなった。


「哮 ル」~ F8・SS15・ISO160・2 Composite Photo ~


煙の形状が良くないので風が収まるタイミングを待つ。その際に通過する光跡の状態も重要となり気付くと多くの枚数を撮っていたが、煙の存在感を出すためカメラ内でRAW合成を行った。二重露出やカメラ内合成、大事なのはカメラを動かさないことであり、今回は二枚を合成したがズレは生じていない。


個人的に工場夜景は空気が綺麗な冬を好む。夏、特に海の近くは空気が重くこの画像のようにクリアな空気感では無くなる。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。