郡山市熱海町 ”麺屋 正遊”

昼時にこの界隈に居ることが少なく、昨年五月以来の訪問となる”麺屋 正遊(しょうゆう)”。店舗は国道49号線、セブンイレブンのある交差点から温泉街に入って直ぐ。

メニューは至ってシンプルでスープは醤油のみ。併しながら”とら食堂”で修行された腕前で郡山に居ながら本格的な白河ラーメンを食することが出来る。

店内はテーブル四人席×三卓、小上がり四人席×三卓、カウンター三席。店舗外装からお分かりのように古い建物を利用している。

チャーシュー麺 @920円+大盛り @170円


まずはスープを一口、前回と変わることなくとても優しく鶏の風味が口内に広がる。ガツンと来る味覚は皆無なのだがこれは無化調故の味で、後からジワッと美味さが沁みる。
チャーシューはもも肉とばら肉からなり、燻した香りが食欲をそそる。特に今回は燻されたモモ肉の脂が絶妙に美味かった。一般的な煮込まれたチャーシューからすると薄味だが、あっさりしたスープがプラスされることにより味わいが深まる。

ツルツルとした手打ちちぢれ麺。モチモチ、シコシコした食感と異なり、あまり噛まなくても喉を通る柔らかさ。このタイプを好まない人も多いが、個人的には好きな麺だ。


時を空け、味が変わっていることに気付く店がある。自分の口のせいかとも思うが、それは良い方にではなくその反対のことが多い。併しながら先に書いたように”麺屋 正遊”では変わること無く、安定した味わいだった。


郡山市熱海町高玉字二渡69-1 火曜定休