大沼郡金山町 大志集落

09日(日)、07日の金曜日に雨が降り、気温は低いものの川霧の発生を期待し出掛ける。大沼郡三島町の早戸駅周辺はそこそこ霧が出ていたものの、結果を先に書けば08日の土曜日は良かったと現場にいたカメラマンから聞いた。

実際この日の川面を這う川霧は弱々しく、その反面、山々を覆う山霧には勢いがあった。取り合えず上り始発便が動き出す前、大沼郡金山町大字川口字中山のかねやまふれあい広場から大志集落を眺める。


さて毎度悩むのが住所の記載。この画像の立ち位置は先に書いたように大沼郡金山町大字川口字中山のかねやまふれあい広場になり、実際の大志集落は大沼郡金山町大字大志字居平になる。例えば只見線の各橋梁も撮影位置と実際の住所は異なる。


そこで大志集落の場合、集落をメインにフレーミングした画像は字居平、集落と只見線はかねやまふれあい広場、また後の俯瞰ポイントは尻吹峠と明記することにした。


「梅雨霞 ①」~ F8・SS1/15・ISO200 ~


最盛期の川霧は集落を覆い隠すほどの光景になるが、これはこれで絵になるのではないか‥と、自己陶酔。画像左下部にある線路沿いの樹木が伸び、年々邪魔になってきたと改めて気付く。この時間帯は色温度が高くWBを調整しても青味が消えない。従ってレタッチで空と川面の彩度を-補正、加えてコントラストと明暗調整を行う。


かねやまふれあい広場から大沼郡金山町大字水沼字沢東、第四只見川橋梁俯瞰ポイントへ向う。此処から上り始発便を撮るのがこの日一番の目的ではあったものの、山霧は晴れることなく遭えなく撃沈、シャッターを切ることなく撤収。

続いて大沼郡金山町大字川口、尻吹峠の大志集落俯瞰ポイントへ向う。到着時は下界が全く見えない状況であったが次第に霧が流れる。因みに簡易的に設置されていた柵が撤去され三角コーンが立っていた。もしかして本格的に柵工事が始るのだろうか。


梅雨霞 ②」~ F8・SS1/80・ISO200・C-PL ~


只見線を撮るのであれば見晴らしが良いに限る。併し個人的に此処からの眺めは薄っすらと雲や霧が残る状態が好みだ。そしてC-PLを使用し家々の屋根のテカリを調整、陽光の射し込み具合によって後の補正を殆ど必要としない色合いとなることもある。実際この画像は集落のコントラストをやや+補正するに留まる。


Tadami Colors」~ F8・SS1/320・ISO400・HALF ND8 ~


尻吹峠よりかねやまふれあい広場に戻り、只見線と大志集落を線路近くからフレーミング。先々週の夕刻、広場から撮った画像とは構図が大きく異なり列車が間近を通過する。個人的なことだがこの位置での撮影は点灯するヘッドライトが重要であり、下り車両を撮るようにしている。


午前中の下り便は07:58頃通過の423Dと09:35頃通過の425D。画像の423Dはラッピング列車であり、一時間半後の425Dも撮るが空は曇り、且つ風が吹き川面が波立ってしまった。状況は↓動画をご覧頂くとして、423Dの撮影は背景との輝度差がありHALF NDを使用、加えてレタッチで車両の明度を+補正している。


昨春から走行するラッピング列車は只見川の青緑色をイメージしたカラーリングと云われ、画像の内容も含めそれに準じたタイトルとした。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。