冬尽きて足元軽し乙字ケ滝

16日(日)、石川郡玉川村大字竜崎字滝山の乙字ヶ滝へ行く。この数年は毎年一月に厳しくそして険しい流れを撮りに行くのだが、今冬は降雪がなく水量が不足しているのでは‥と、今月になってから足を運んだ。

さて到着して驚いたのだが昨年10月の台風19号で大きな被害を被り、滝見不動堂は倒壊し下流まで流され現在は復旧の途中であった。復旧に関しては寄付を受け付けており、仔細は玉川村観光物産協会の「滝見不動尊の再建支援義援金のお願い」を参照のこと。

いつもはその滝見不動堂脇から撮っているのだが、伸び続ける雑草や木々に邪魔されずっと横構図で撮ることを諦めていた。併しとても不謹慎なことではあるものの、それらも流され自由な構図で撮ることが可能となっていた。

境内にある芭蕉と曽良の石像。同じ境内の灯篭などは倒壊したままだが、この石像は何ともなかったのだろうか。それとも逸早く修復されたのだろうか‥。何れにせよ以前からあった場所に置かれていた。三年前の↓動画をupします。


冬 尽 ①」~ F8・SS1/10・ISO200・C-PL ~


冬 尽 ②」~ F8・SS1/10・ISO160・C-PL ~


撮影は周囲が明るくなる頃から始めるも、その時間帯は色温度が高くWBを調整しても寒色が強い。従って好みの色環境になるまで構図などを整えながら時を待つ。尚、当日は曇り空であったが次第に明るくなりC-PLを使用する。


滝撮影の際、兎にも角にもSSを超低速にする方が多い。確かに滝の形状や水量・水流によってはそれも選択肢と成り得るが、実際のところその殆どは雲や綿のようになってしまい動きが感じられず、私的には躍動感を残すSSを選択する。


先に色温度について記したが、先週の雪と同様に私的に水流は白のイメージが強い。特にこれだけの水流だと濁っている個所もあり川面の彩度を-補正し色調を整える。加えてコントラストを部位ごとにやや+補正し、全体的に明るさを-補正する。


話しは変わるが先月Manfrottoのギア式雲台を購入した。数度使用し構図を決める、そして変更とその操作性は素晴らしく、もっと早く買っていれば良かったと思うほどの内容だった。付いてはその耐久性だが、今後の使用で気付いたことがあればまた明記する。


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