会津若松市本町 ”三角屋”

昔々「坂本屋」という屋号があったものの、三本の道路の挟まれた三角形の土地に立つことから「三角屋」と呼ばれるようになり、遂にはそれが店名となった。

創業は明治45年、会津若松市や喜多方市どころではなく、福島県で最初のラーメン店ではないかと云われる。三角形の土地は長い歴史の中で区画整備などがあったためか駐車場が狭く、更に凹凸で車体底面を擦るなど初訪問は些か戸惑う。

メニューは至ってシンプルで気持ちが良い。店内はテーブルが変則的な配置となるが、四人席テーブル×六卓、十二人席テーブル×一卓、小上がり六人席×一卓。

中華そば @650円


配膳される前から煮干の香りが漂います。ビジュアルはメニュー同様にシナチク、キザミねぎ、そしてチャーシューと至ってシンプル。スープを啜ると先程の煮干の香りはそれほど感じず、変わりに舌にしょっぱさが残る。


総体的な印象としてスープは先程の煮干と豚骨、そして野菜などを使っていると思うが、コクや深みが感じられず中途半端。チャーシューは厚切りで歯応えのある肉々しいタイプ。味が染み込みなかなか良いのだが一部ゴリゴリと硬くて食べれない部分があった。

中太ちぢれ麺は自家製と聞いたことがある。多加水麺でぷりぷりした感触。個人的には柔らかい麺が好みだが、柔らかければコクや深みが薄いスープとの相性は悪いだろう。


100年の歴史‥それが三角屋の売りだが、果たして味に関してはどうなのなのだろうか。伝統を受け継ぐことは大事だが、時代時代に合わせた進化・チョイスも必要だと思う。
実際のところ私も100年の歴史に興味を持ち訪れた訳だが、次回はソースカツ丼を目的に再訪することがあってもラーメンの選択は残念ながらない。


会津若松市本町3-6 火曜定休

大沼郡会津美里町 蓋沼森林公園

13日(水)、仕事で会津若松市へ行く。その序でといっては何だが、九日の撮影では天候が芳しくなかった大沼郡会津美里町八木沢字七窪の蓋沼森林公園で撮り直しを行った。

中通りは晴天であったが、会津に近付くに連れ降ったり止んだりの雨模様となり、蓋沼森林公園に登ると上画像のように撮影を諦めざる得ないような状況だった。併し空を見上げれば雲の流れは早く、取り合えず車両の通過時間までは待つこととした。


風は緑色」~ F8・SS1/640・ISO200 ~


人と時と風の中へ op.2」~ F8・SS1/640・ISO200 ~


会津高田駅14:05到着の上り428D。思いが通じたのか僅かに霞みは残るものの雨が止んだ。通常カメラ内のピクチャーコントロールは後のレタッチを想定し”ニュートラル”なのだが、その霞み対策でコントラストや色調が強調される”風景”を選択した。太陽が顔を出すと雲の影で田んぼに明暗差が生じるが、こればかりは致し方ない。


撮影順序は「風は緑色」の撮影後、三脚からカメラを取り外しAFと手振れ機能をON、手持ちで「人と時と風の中へ op.2」を撮るが、その間は50秒ほどあるので特に焦ることはなかった。以前も書いたように本来は「人と時と風の中へ op.2」の構図で銀色の田んぼを撮りたかったが、時既に遅しとなり来年の課題にする。また「風は緑色」は前回の画像を刷新し、入れ替えることにした。


さてさて撮影が終わると天候は回復、雲の影も消え世の中ってほんと上手く行かないものです。次の車両を待てば‥と問われそうだが、次の便は17:00になってしまうのです。


@タイトル付きの画像はMain Blogをご覧下さい。

只見線 会津坂本駅の駅舎

只見線や奥会津の撮影の際、国道49号線の会津坂下IC入り口交差点から国道252号線へ向かうのだが、250mほど走行した左側に只見線の会津坂本駅があり、駅舎は一見しただけで貨車を改造・再利用したものだと分かる。

国道沿いにあるので前を通る度に気になっていた次第だが、今回足を止め色々と調べてみた。上画像は国道252号線側から眺めたもの。


貨車の再利用は老朽化した駅舎の再築・修復の際、当時大量に余剰となった貨車を活用するという経費節減のアイデアから生まれ、北海道、東北を中心に全国で採用された。

集落側から。塗装が剥がれ、貨車特有の錆びた車体が露呈している。改造は有蓋車から車輪や連結器などの下回り、そして側扉も撤去し開放型の出入り口を設置、側面にはアルミサッシの窓を取り付けてある。向かって左側が待合室、右側は施錠された部屋で窓は無く中は見えない。


改造された貨車は多種多様でヨ3500形、ワム80000形などがあり、会津坂本駅に使用された貨車は”昭和40年、日立製作所-若松車両”の刻印があるワラ1形のようだ。

待合室と時刻表。沿線の町々は雪国だが夏は想像以上に暑く、当然冬は寒い。そんな厳しい気候の中で日に六往復しかない車両を待つのは大変なことだ‥とはいえ、それはもう昔の話しとなり、人も荷物も多くは自動車による搬送になってしまった。因みに2004年度の乗車人員は一日平均33人とのこと。


清掃や管理は近所の方がJRより依託されているのだろうか、例えば同じ無人の塔寺駅などの待合室も綺麗だった。

このような駅舎をダルマ駅とも云うようだが、福島県内では唯一この会津坂本駅だけであり、何かしらの郷愁感というのか、新たなる原風景になっているのかも知れない。


河沼郡会津坂下町大字坂本字上新田丁33

大沼郡三島町 第一只見川橋梁+etc

九日(土)、時期的に川霧にはもうちょい早いけれど、今頃になると気持ちが大沼郡の三島町や金山町へ向かい、そんな訳で03:00起床で出掛けた。

まずは大沼郡三島町大字桧原字下三平、第一只見川橋梁を川向かいから眺める。到着時は霧が立っていたもののやがて消えてしまい、ならば反対に鏡面化した川面を期待、一時は綺麗に写り込むも車両通過時には解消されてしまった。


静寂破りて静寂至る ①」~ F8・SS1/250・ISO320 ~


車両は06:03頃に通過する上りの始発422D。休日には珍しく三両編成で一昨年の今頃も同じことがあった。この日の撮影者は私を含め二人、右上の鉄塔は道の駅「尾瀬街道みしま宿」から登る”只見川第一橋梁ビューポイント”の最上段。川霧が出ると此処からの俯瞰になるが、拡大すると数人立っているのが確認できる。


橋梁を通過する只見線は特に速度が遅く、個人的にSSは1/200~1/250を基本としており、そのSSに合わせ絞りやISOで明暗の調整を行う。


続いて場所を移動し先程の道の駅の裏側、大沼郡三島町大字川井字天屋原の只見川に掛かる歳時記橋から凡そ100m先の杉林に入る。カメラを首に提げ歩いていたのだが、気付けば茂みの中にレンズキャップを落としていた。幸いレンズ自体にキズは付かなかったものの、移動の際は面倒がらずバックに収めることの重要性を改めて認識する。


静寂破りて静寂至る ②」~ F8・SS18250・ISO320 ~


風も霧もなく川面は綺麗な鏡面となり、その様をメインとするため縦構図とした。車両は下り始発の423D、橋梁通過は07:23頃。結果的に露出は①と同じになった。


現像の際①は川面のコントラストを+補正したが、②は特にコントラストの補正を必要とせず、全体の明暗調整に留まる。


先月の26日にも撮った大沼郡金山町大字大志の大志集落と只見線だが、その際の光具合が悪く再度撮ろうと待機する。併しながら雨が降ったり止んだりと却って状況が悪く、撮るには撮ったに留まる。


車両は会津三島駅着09:39の下り425D。この車両も三両編成となり、つまりは折り返し便となる会津三島発12:32発の428Dも三両編成になる訳だが、前述したように休日にしては三両編成の車両が多く、何かあるのかと思案したところ、三島町で「ふるさと会津工人まつり」が行われていた。結構な人出となるこの催し、三両編成の車両はこの人出を見込んでのことなのかも知れない。

落としたレンズキャップの購入で会津若松市へ向かう。その購入と昼食の後、これまた先月19日の撮り直しで大沼郡会津美里町八木沢字七窪の蓋沼森林公園へ向かう。その時は全ての田んぼに水が入っておらず、予てからまた来ようと思っていたが、時既に遅しで稲は水面を隠す程に育っていた。


風は緑色」~ F8・SS1/320・ISO160・C-PL ~


緑が濃い田んぼとなれば撮影イメージを変え、綺麗に並ぶ様をフレーミングする。車両は会津高田駅13:27発、下り427D。この日初めてみる新ラッピング車両、遠目で見ると緑の車体には緑の大地が似合うように思えた。


適度に晴れてはいるが空気が重く見通しが悪い。C-PLでコントラストを調整出来ないかものかと装着したが、画像を等倍で見るとかなり酷いことになっている。更には風が強く遠景撮影には不向きな環境だった。下動画、蓋沼森林公園部々は会津高田駅14:05発の上り428D、先述した会津川口駅へ向かう下り425Dの折り返し便。


続いて会津若松市河東町八田字坂ノ上で会津の夕景を撮る。場所は市内河東町八田八田野から一箕町大字鶴賀船ケ森北を結ぶ県道64号線の途中。六年前にも撮ったことがある場所だが、その季節を大きく勘違いしていた。


夕照ノ帳」~ F10・SS1/8・ISO200・C-PL+ HALF ND8 ~


六年前の撮影は10月、その時の落陽は目の前だったが今の時期はかなり北方、画像では右側になり山が邪魔してしまう。加えて地平線にある雲で夕焼けは期待できず、夕景のイメージから夜への帳といった趣に脳内を切り替える。


撮影時のWBは5800k、明るめの露出とし、アンバー色と明暗を現像時に補正する。交通量の多い路肩での撮影なので暗くなる夕暮れはちょっと危険なのだが、秋にはまた撮影を行ってみたい場所の一つだ。


@タイトル付きの画像はMain Blogをご覧下さい。


会津若松市山鹿町 ”大笑家”

”こだわり支那そば”の大きな装飾が目を惹く大笑家(たいしょうや)に初訪問。開店は朝七時、鶴ヶ城の近くで朝ラーが食べれるのはここだけかも知れない。

食券方式となりスープは醤油のみ。バリエーションはチャーシューやワンタン、そしてつけ麺がある。気になったのはライスの価格が300円、ちょっと高過ぎのように思う。

明るくて綺麗な店内は四~五人席テーブル×四卓、小上がり四人席×三卓。確認出来なかったが、厨房前がカウンター席になっているかも知れない。

肉そば 大盛り @900円


まずはスープを一口、会津なので喜多方ラーメンのイメージが先行するが、あっさりした味わいの中に魚粉の香りが広がる。スープに浮いた脂は少なくそれがあっさりした要因だと思うが、魚粉は難しい食材で苦手な人はかなり苦手であり、私も以前はそうであった。


併しながらとある店のラーメンを食べてから苦手感が無くなったのだが、それはその使用量やスープの内容による。つまりしっかりとしたスープであれば、魚粉の生臭さを上手く調和し香りよく引き立たせる。


それでは大笑家はどうかと云われれば、全体的にスープのコクが薄く、魚粉の量がそう多くなくても魚系の味覚が勝っており、やや中途半端な印象を受けた。

喜多方ラーメンを思わせる中太の平打ち縮れ多加水麺。食感は個人的にやや硬め。丼に付着したものが魚粉、肉そばの具材は刻みネギとシナチク。


さてその肉そばのチャーシューは口に含んだ途端にとろけるタイプのもの。味は適度に染み込み美味しかったです。私的には噛み応えのある肉々しいタイプが好みなのだが、これはこれで有りだと思う。↓ YouTubeに動画ありました。


会津若松市山鹿町6-67 月曜定休