山覚める、新緑萌ゆる奥会津・・・午前の部
03日(土)、桜散りいよいよ個人的に好きな新緑の頃となり、意気揚々と奥会津に向かう。昨日からの雨が残ってはいたが、薄曇りくらいの天候が好みなので気になることではない。今回の撮影記は午前と午後の二部になる。


まずは当初より予定していた大沼郡三島町大字西方字居平、第一只見川橋梁西側俯瞰ポイントへ向かう。歩いているとクマの糞を発見。一見するとまだ新しいようだ。聞くところによると昨年はドングリが豊作となり、今年は個体数が多いらしい。

「山覚める」~ F8・SS1/200・ISO500 ~
車両は06:05頃通過の上り422D。待機中は山霧がなかなかの景観であったが次第に消える。併し列車の通過間近、橋梁右上に不適格な形で現れ気を揉むが画像のような塩梅になった。鮮やかな新緑には少し早いようだが、所々に山桜の姿が確認できる今頃もまた良し。この日は川面が穏やかで写り込みが美しく、船着き場から撮っても佳き景観だったと思う。
度々記しているが、この場所はトラツグミの鳴き声をとても近くに聞くことが出来る。アカショウビンは時期的にまだ早いのか、爽やかな新緑の朝に聞く彼らの鳴き声は格別であり、世知辛い世の中のことなど全て忘れる癒しの空間だ。


続いて河沼郡柳津町大字郷戸字居平丁の滝谷川橋梁へ向かう。見たところ第一橋梁よりは新緑の色具合が進んでいるようだ。凡そ30分間隔で上下便が通過するので立ち位置周囲を撮り込んだ横構図、そして下画像に移動し縦構図で撮ることにする。
此処での撮影は個人的に上りの始発便ないし曇り時と決めている。というのも陽射しがあると影日向やギラツキが生じ、そうなると思うような内容にならずボツとすることが多い。

「恵風峡谷 ①」~ F10・SS1/250・ISO400 ~

「恵風峡谷 ②」~ F10・SS1/250・ISO640 ~
車両は①が07:18頃通過の下り423D、②が07:46頃通過の上り424D。①の待機中、陽光が射しこれは駄目かも知れないと諦めたが次第に雲が現れる。併しながらそれは厚雲であり、贅沢なことを云えば薄曇りなら尚のこと良かった。
②は①から150mほど下がった民家横からの景観。光具合は兎も角、一ヶ月前の枯れた季節が嘘のように目に眩しく、そして美しく山々の息吹すら聞こえてきそうだった。

午前中最後は再び三島町に戻り、大字名入からの第二只見川橋梁俯瞰。杉林の細い山道に入るのだが、雪の重みによる倒木や道上の折れた枝などは確認できなかった。車を降り立ち位置までは今年初めて熊鈴とホイッスルを携帯する。到着時はフラットな光具合で良かったのだが、車両の通過頃になると陽が射し始めた。

「山河萌ゆ」~ F10・SS1/320・ISO200 ~
車両は09:06頃通過の下り425D。陽射しによる輝度差や影日向は後のレタッチを念頭に露出設定するが、残念なのは橋梁下の川面の荒れ。これがなかったらそれ也に佳い一枚になったかも知れない。実のところ此処からの眺めはこの川面の状態で右往左往する。

凡そ10分後に通過する上り426Dにそれらを期待すれば、陽射しは陰るも川面の荒れは更に広がってしまった。そしてこうして見ると杉が多いことが分かる。昨秋のように紅葉の色付きが悪いと思ったような内容にならなかったり、撮るなら川霧の季節がベストか‥。
以上で午前の撮影は終了し午後は会津平に向かうが、返す返す萌ゆる新緑は美しい。列車の通過前にその様子を見ていると、これが奥会津の美しさだと大きな声で誰かに伝えたくなるものの、実際にそれを実行すればおかしな人間だと思われるので心の中に閉まっておく。
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