只見線、夏の余白を歩く

22日(土)、度々書いているが今夏は本当に雨が多い。それは時間を問わず、昔で云う夕立ちをもっと強くしたような降り方をする。その影響もあってか、私の住むところに於いてはこの数年の暑い夏とは異なり、湿度感はあるが過ごし易い日が多い。特にお盆過ぎてからは朝夕涼しく、扇風機を使う夜は無くなった。 さて週末の撮影だが、行き先を決めぬまま車に乗り込めば、習慣とは恐ろしいもので、自然と足は奥会津へ向かっていた…

大沼郡会津美里町「喜楽屋 神龍」

三ヶ月ぶりとなる「喜楽屋 神龍」。昼時に高田周辺へ来ると、どうしても「いつものアレ」が頭を過ぎる。若干涼しい風はあるものの、夏の暑さの下では尚更あのガツンと来る味を体が求めてしまう。駐車場は会津高田駅左側の専用駐車場を利用。 駅に来ると否応なく目に入るこの外観。昔、撮影目的で駅を訪れた際、人影がないのに車だけが妙に多いことを不思議に思ったが、その正体がこの店だったとを後になって知った。 メニュー…

只見線、秋へのひとかけ

15日(日)、梅雨明けした後も天候は安定せず、私の住む地域は毎日のように雨が降っている。涼しくて良いと云えば良いのだが、盆明けは暑くなるとの予報に、果たして身体が付いていけるかどうか自信がない。 さて先週の撮影記では長らく奥会津での撮影が続き、イメージが湧かないと記したように、今回は他の撮影地を考えていた。併し週末の天気予報では会津方面を除き県内はほぼ雨模様となり、またしても奥会津へ向かうことに…

朝の海岸にひとつの影

相馬市のカゲスカ海岸は、朝陽の撮影で足を運ぶことが多い場所だ。目の前には鵜ノ尾埼灯台があり、夜明けの景色が美しい海岸でもある。先日、撮影目的ではなかったが家人と訪れてみた。すると、砂浜に大きめの物体が横たわっているのが目に入った。 近付いて確認すると、それはウミガメの亡骸だった。まるで海へ戻る途中で力尽きたかのような姿は、とても哀れで無残に感じられた。それにしても、なぜ相馬の海にウミガメが‥。驚…

川霧の向こう‥只見線とある男の静かな時間

列車が来るまで、あと十二分だった。 男は三脚の脚を一本だけ伸ばし直した。 夏の朝だった。空は薄曇りで、只見川の上には白い靄が低く漂っている。川面から立ち上った霧は、山の裾を這うようにゆっくりと動き、対岸の木々をところどころ隠していた。 男はファインダーを覗いた。 まだ列車は見えない。 それでも、もう構図は決まっている。 川を画面の下三分の一に置き、その向こうの山を大きく入れる。橋梁を渡る列車は、…

相馬郡新地町「ごはん処 はる」

一年ぶりに相馬郡新地町、県道394号相馬新地線沿いの「ごはん処 はる」を訪問。同店は一昨年の春頃、中京テレビの「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」で紹介されている。 店舗の外装に変わりはなかったが、店内入り口にその「オモウマい店」放送二周年スペシャルウィークの張り紙があった。駐車場は広いので昼時でも余裕を持って停められる。 初訪問は七年前になるが、その頃と比較し刺身定食やソースカツ丼、そし…

只見線、残暑の峡に光は満ちて

08日(土)、福島県の梅雨明けは08/04、そして立秋が08/07。梅雨が明けてようやく夏本番を迎えるが、暦の上で夏とされるのは立秋の前日まで。つまり「暦に当てはめれば、今年の夏本番はたった三日間だけ」という穿った見方もできる‥と、先日Xにポストしたが、その後はとても暑い一週間となり、寝苦しい夜が続いた。 高温、且つ太陽が顔を出すと川霧は立ち難い。併し前日は雨で只見線が運転見合わせとなり、この日…

川霧に包まれる夏朝の只見線・・・午後の部

01日(土)、昼前に太陽が顔を出したが、その時間は長く続かなかった。それでも気温は上がり、湿度と相まって空気はやや不快になる。ただ、この日は北西から涼やかな風が吹き、それはまるで天然のクーラーの如く、外に立っていても苦にならなかった。 午後は午前の部で触れたように、大沼郡金山町大字横田字山根での撮影を行う。午前中は川霧が立っていた周辺の只見川だが、この時間になるとその姿は無かった。六月末に撮った…

川霧に包まれる夏朝の只見線・・・午前の部

01日(土)、雨が降り続いた一週間だった。県内各地では警報や注意報が発令され、特に磐越西線では盛り土の崩壊により一部区間が原文も不通となっている。また只見線でも運転見合わせや遅延が生じた。そして気温は低めで毛布を必要とする夜が続いている。 さてその雨で水温が下がるのか、只見川では連日川霧が大発生しているらしい。「川霧(かわむ)追う私の夏は朝早い」ということで、この日も未明から出掛ける。尚、今回の…

安達郡大玉村「東京豚骨ラーメン 池袋屯ちん」

・・・東京豚骨ラーメンとは。 1992年に池袋で創業した池袋 屯ちんのラーメンは「鮮度」を追求しています。「屯ちんの東京豚骨ラーメン」は東京文化の自家製手揉み縮れ麺。 ひと玉ひと玉手揉みを加えたコシのある麺。 その麺を美味しく食べるための濃口醤油ダレと豚骨スープ。 仕上げに鯖節と鶏で旨味を最大限まで引き出し、鮮度と出来たてにこだわったのが東京スタイル、東京豚骨ラーメンを是非ご賞味下さい・・・ と…

只見線、霧の間を往く日

25日(土)、暑い日が続いていたものの、福島県はまだ梅雨明けとはならず、そのことを思い出させるように週末からは雨が続き、気温はぐっと下がった。気温は下がったが湿度は高く、更には昨夜からの雨がまだ残る状況に、この日も只見川の川霧を期待し夜更けに出掛けた。 川霧は期待したように、柳津町から第七只見川橋梁付近まで山霧と相俟って立ち上がっていた。併し第七只見川橋梁から先の只見方面は前日の雨で川が濁り、川…

いわき市四倉町「拉麺厨房 北斗」

いわき市四倉町の国道六号線沿いに店舗を構える「拉麺厨房 北斗」を初訪問。周辺は海水浴などで賑わっていたが、タイミングよく空いた時間に入店できた。 国道沿いには店名が明記された黄色い看板が立っているが、あまり目立たず見逃してしまいそうだ。雑居ビル風の建物の1階が店舗になっており、駐車場は狭めだが八台ほど停められる。 メニューは醤油、味噌、塩と一通り揃う。餃子やチャーハンもあり、各種トッピングも豊富…

空もしづかに流るころ...

18日(土)、朝に所要があり、昼前の出発となった。奥会津では週明けの13日、大雨となり只見線は運休が相次いだ。翌14日も運休や遅延が続いたが、大雨により水温が下がったのか、最近にない川霧の大発生となったようだ。更に週末の17日には車両故障により、翌18日にかけて運休や遅延が生じた。 午後からの撮影となる今回は、大雨による只見川の影響も気にしながら現地へ向かったが、着いてみれば曇りの予報に反したギ…

あの空はけふの暑さの所以也

11日(土)、「川霧追う私の夏は朝早い」・・・そんな夏を何年過ごしただろうか、そしてこの日も暗い内から家を出る。湿度を含んだ空気は重く、肌にゆっくりまとわりつくが、果たして奥会津は、今どんな表情を見せているだろうか‥。 先々週、霧が流れてしまった大沼郡三島町大字名入の第二只見川橋梁を最初の目的地とし、国道400号線から霧の状態を伺ってから撮影ポイントへ向かう。当日は山霧の気配は薄く、川霧が中心と…

只見線、七月の朝は川霧で始まった

04日(土)、半夏生となり今年も半分が過ぎた。梅雨特有の空模様が続き、朝昼の寒暖差と湿度感に包まれる。そして七月最初の撮影も、相変わらず川霧を求めて奥会津へ向かった。始発便は先週も撮った第二只見川橋梁か、それとも第一只見川橋梁かと周辺を巡るが、気温や湿度がまだ足りないのか、生き物のように蠢く気配には至らず川面を静かに漂っていた。 結果、大沼郡三島町大字西方字居平からの第一只見川橋梁とした。暫く眺…

福島市吉倉「中華そば 伊藤商店 福島吉倉店」

最近、美味いラーメンを食べていないなぁ‥と、思っていたところ、娘から朝ラーの誘いがあり是非もなく同乗する。行き先は三月以来となる福島市の「中華そば 伊藤商店 福島吉倉店」。 建物は工務店との共用になっており、1Fが店舗になる。駐車場は店舗前と裏になり、台数はおそらく10台ほどかも知れない。私の近くには早朝から営業しているラーメン店は思い当たらず、日曜ということもあってか、八時前の到着でほぼ満席状…

南会津郡只見町「ぶなの駅 八十里庵」

昨年11月以来となる、只見町の「ぶなの駅 八十里庵」。店舗は国道289号線沿いの平坦な場所にあり、迷うことはないだろう。因みに国道252号線の叶津からは約2.5km程だ。 店名にもある八十里とは、国道289号線の三条市から只見町間の不通区間、約19.1kmを指す。その険しさから古くより八十里越と呼ばれてきたが、長い年月をかけて工事が進められ、実に37年を経て、2027年夏には開通を迎える予定とな…

奥会津、生活の続く深い場所

26日(土)、深夜に外に立つ。すると怪談話しではないけれど、生暖かい風が肌に触れ、この重々しい空気感は川霧が立つ前触れ‥そんな予感がふっと過る。もっとも、これは私の住む所での天候なので、実際の奥会津がどうなのかと車に乗り込む。尚、この日はサマオクも同伴し、撮影は午前中のみの予定。 いつもは会津川口駅で夜間停泊している車両の確認を行うが、この日は最初の目的である第二只見川橋梁へ真っすぐ向かうことに…

只見川、川霧の息遣いを追う・・・午後の部

20日(土)。午前中は涼しさが先行していたものの、次第に湿度を肌で感じるようになった。気温そのものは高くないのに、じっとしているだけで汗が額に滲み、今年もいよいよそんな季節がやって来たのだと改めて思う。 さて、午後からは大沼郡金山町大字横田字山根にて撮影を行う。いつもの民家近くの線路沿いは雑草や低木の枝に埋もれており、毎年のことだが草刈り・枝切りを行う。とは云え鉈での作業ゆえ、仕上がりは下画像の…

只見川、川霧の息遣いを追う・・・午前の部

20日(土)、東北もいよいよ梅雨入りとなり、週末は重々しい雲といつ雨が降ってもおかしくないような空模様だった。先月から只見川では川霧が立っているようだが、タイミングが合わず今年はまだ撮れていなかった。・・・今回の撮影記は午前と午後の二部になる・・・ その川霧に期待し奥会津に向かえば、第三・第四只見川橋梁間では佳き景観となっており、まずは大沼郡金山町大字水沼字沢東の第四只見川橋梁俯瞰ポイントへ行っ…