春来つつあり・・・午前の部
01日(土)、一月の最終週、会津地方では大雪となり、只見線は会津坂下駅から先が数日運転見合わせとなった。そしてこの日、午前中は会津若松駅から会津川口駅間での折返し運転となる。そして午後には全線運転再開となったが、午前中の便は車両運用(連結数)に変更があり、それらについては都度記載する。今回の撮影記は午前と午後の二部。

まずは先週も撮った大沼郡金山町大字川口字新町の会津川口駅へ向かう。この日も川側のホームに二便並んで停車しており、左側の05:31発上り422Dが単連、右側07:06発上り424Dが二連だった。通常は422Dが二連、424Dが単連になりこれは初めて見る景観だ。因みに422Dは暫く見ていなかったキハE120の国鉄色だった。

「起動する街」~ F14・SS25・ISO200 ~
同ホームに二便並ぶ構成は好みではなく、424Dをメインに普段はあまり撮り込むことがない駅舎の右側をフレーミングしてみる。この辺りには転車台があるのだが、雪に埋もれ隠れている。川面は落ち着き、写り込む車両の灯りなどが流れずに済んだ。
04:45頃には暖機運転と点検が始まる。凍てつく朝、暗い街中にジーゼルの始動音が響く様は何度見ても何故か感極まるものがあり、そんな様子に同じタイトルをずっと使っている。
続いて大沼郡三島町大字名入字根岸居平の会津西方駅へ向かう。先週、同駅と第二只見川橋梁の中間で撮ったのだが上手く行かずそのリベンジ。併し線路沿いの雪壁が目線の高さまであり撮影を断念する。その雪壁にはこの日一日、各地で撮影が阻まれることになる。

駅では作業員が除雪をしていた。ちょっと話しを伺えば喜多方にお住まいで、滝谷駅も担当とのことだった。ラッセル車が除雪を行いそれにより各駅のホームは雪に埋もれ、ロータリー車を使って欲しいと熱望していた。でも民家と国道400号に挟まれたこの一帯でロータリー車の使用は難しいのだろうなぁ‥と、素人ながらに思った。

「朱」~ F8・SS1/320・ISO400 ~
車両は07:26発下り423D。キハ40が走行していた頃、同構図で何度か撮っていた。冬季は初めてとなり、線路脇の雑草などが全て雪に覆われ世界観がまるで異なる。やって来たのは首都圏色のキハ110。その車体と標識の朱色が雪景色にノスタルジックなイメージを醸し出す。
通常の423Dは単連だが二連での運用だった。当便は現時点で運転見合わせとなっている、小出駅発の426Dに変わり会津川口駅で折り返す。そして会津若松駅からは午後一の下り便である427Dとして運用されるため、最初から二連結で充当運行していたのだろうと推測する。


約13分後にやって来る07:39発の上り424Dを撮ってみるが、雪壁に阻まれ思うようには行かなかった。それから下画像、大沼郡金山町大字中川字坂下の会津中川駅で08:46発上り426Dを撮る。併し駅舎と車両を撮り込む構成が積雪で叶わずだった。

次は大沼郡金山町大字川口字中山のかねやまふれあい広場で撮ることにした。雪が積もると広場や線路沿いの柵が埋もれ佳き景観になり、広場ではその雪の上に立つと視点が高くなる。併し残念なことに秋口から只見川の各地で浚渫作業が行われ、その作業船が画角内に入り込んでしまう。浚渫作業は三月頃までの約半年間。年末年始は休みとなり撮影はそのタイミングが適しているものの、それは積雪次第といったところか。

「音サエ埋モル op.3」~ F10・SS1/400・ISO320 ~
車両は09:41頃通過の下り425D。以上の事柄から今回は縦構図とした。先述したように単連の会津川口駅始発の上り422Dは会津若松駅で折り返す際、二連結になるものと予想していたがそのままだった。集落を過ぎるヘッドライトの灯、及び警笛で車両を確認出来たが、タイトルのようにジョイント音などは雪に埋もれ、眼下を静かに静かに通過して行った。
以上で午前中の撮影は終わりになる。かねやまふれあい広場で車両の通過を待っているとおそらく中国人と思われる四人連れがやって来たが、話し声や雪にダイブしたりとかなり五月蠅い。その後に若い夫婦が赤ん坊を抱きながらやって来る。彼らは静かに話すのでおそらく台湾人だろう。更にはユーチューバーなのか、「此方はスイスに見える大志集落です‥」などと喋りながら動画を撮っていた。
このかねやまふれあい広場や第四只見川橋梁近くの水沼公園など。只見線の撮影目的で観光バスが数台停まることがある。奥会津を多くの方に来て見て知って貰うのは良いことだけど、ちょっとだけカッコ付ければ写真を撮る行為とは孤独であり、静かに風情を楽しみたい私からすると矢張り気になることは多々ある。
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