松川浦の朝は晴天也
15日(土)、先週の大雪以降、只見線の福島県側は10日近く動いていない。16日には会津若松駅~会津坂下駅間で折り返し連絡になるようだが、そんな訳で今回は相馬市に行ってみる。

「黎 明」~ F8・SS30・ISO200 ~
まずは相馬市岩子字長谷地の岩子漁港で定番構図の撮影になるが、水平線上に僅かに雲が掛かるものの、上空には雲一つない晴天だった。本来ならばとても有難いことだが、ドラマティックな朝焼けを望むのであれば適度な雲の存在が必要だ。日の出の一時間前である05:30に撮影、この日はこの時間帯が画的に一番の景観であり、早めに撮影を切り上げる。


切り上げたのにはもうひとつ理由があり、夜明け前から海苔の採取で岩子漁港から出港するボートの様子を撮ろうと相馬市岩子字宝迫の文字島周辺へ移動する。上画像は文字島と対を成す沖賀島。この日の朝は満潮の時間帯となり、潟湖である松川浦に美しく映える。

「So Far Away」~ F10・SS1/640・ISO200 ~
ボートが太陽に向かうかのように走行する。松川浦での撮影の度に触れているが、風が吹かなければ潟湖の水面は穏やかだ。荒波・大波以外の波立つ景観は好みではなく、そんな場合は長露光撮影を行うのだが、松川浦はその必要がなく通常の露出で走行する船も撮ることが可能。
タイトルの「So Far Away」、多くの方はキャロル・キングの楽曲を想われると思うが、私はデヴィッド・ギルモアの楽曲が終始頭を過っていた。↓にその曲を貼っておく。


この日は五~六隻のボートが作業を行っていた。各々の所有する海苔棚は一ヶ所にまとまっている訳ではなく、あちこちに点在しその間を往来していた。以前TVで見たことがあるが、採取は下画像のように掃除機のようなもので吸い込む。昔々その掃除機がなかった頃はどうやって採取していたのか、ちょっと興味が湧いてきた。

「ぬぐい朝 ①」~ F10・SS1/500・ISO200 ~

「ぬぐい朝 ②」~ F10・SS1/500・ISO200 ~
太陽が登りきる頃、一艘の釣り船が松川浦漁港を出港、釣り人は乗っていないようだが外洋に向かって行った。夜明け前はちょっと風が吹き寒かったのだが、気付けばだいぶ暖かい。増して陽光が顔を照らせば体感温度は更に上昇し、太陽の力強さを感じる朝だった。次なる寒波の到来があるようだが、少しずつ三寒四温の季節がやって来るのだろう。

「白 陽 ①」~ F10・SS1/800・ISO200 ~

「白 陽 ②」~ F10・SS1/1000・ISO200 ~
更に太陽が昇ると画的には面白みが希薄になってしまうものの、先述したように力強い陽光は白々と海面を照らし、幽かにオレンジ色を残した空間はハッとするような美しさがあった。「ぬぐい朝」もだが、刻々と変化する様子に手持ちでの撮影を行う。
ファインダー越しに望遠レンズで太陽を見ると目が焼けると云われる。上記の二枚は標準レンズでの撮影だがそれでも暫く目がクラクラし、見続けることは良くないと思う。
撮影を終えいつもならいわき方面へ南下するところだが、少々お疲れもモードなのか気乗りせず帰ることにした。先週の撮影記で書いたように、いわきへ行くならば広角レンズの用意ということで、この日の撮影は広角、標準、中望遠、望遠と全てのレンズを使った。因みに望遠で撮った画像のupはない。
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