本宮市荒井 ”食の工房 大観”

国道四号線沿いにジャンボエビフライと五目焼きそばが描かれた看板が掲げる大観。思い出したように、そして無性に食べたくなるその五目焼きそばを目当てに約一年半ぶりの訪問。

コロナ対策か以前と客席は微妙に異なり、四人席テーブル×四卓、六人席テーブル×一卓、小上がり四人席×五卓、そして中央の大きなカウンターが十席。

前回の訪問から姿を消したメニューが幾つかあるものの、価格の変動はないようだ。


五目焼きそば @900円


いつ見ても素晴らしいビジュルムです。大観の餡はあまじょっぱい醤油になり、麺は一部が焦げてパリパリ状態だがこれが美味いのです。皿脇に乗せられたカラシを餡に混ぜ、そのパリパリ麺にふぅ~ふぅ~と息を吹きかけ口に運ぶ。時折りカラシの分量を間違え、頭につーんとくる辛さに目が潤むがこれも美味さの内か。そして赤ハムの風味が私の年代には赤いウィンナー同様の懐かしさがある。


記憶を辿れば初めて食べたのが20年近く前。当初は麺の量が多く大盛り無料などコスパは優秀だった。併しながら時間を経てそれらは変わってきたものの、味事態に大きな変化はない。厚揚げやチンゲン菜を使ったりと時折り具材が変わることがあるが、その安定した存在をふと思い出すのであります。


本宮市荒井字青田原209-5 無休