梅雨が明け、夏雲浮かぶ飯豊山

16日(金)、例年と比べだいぶ早く梅雨が明けました。梅雨が明け暑くて天候が良いと川霧の出現は難しくなるのだが、それにしてもいきなり暑い。

そんな中、この日は会津若松市河東町広田字中島戊の磐越西線広田駅前で昼食を摂る。そのついでに同駅内で列車を撮影、そして会津美里へ向かい午後一の只見線を撮った。

10:49発下り1225Mがやって来ました。単線ながら貨物用引き込み線など、現在は使われていない線路が多数存在する。磐越西線は上下線とも北側から会津若松駅に進入し、上下線とも別車両・乗り換えとなって北側に向かう。これに慣れないと今ひとつ土地勘というのか感覚が追い付かない。

この数週間、「会津野ヲ行ク」と題し、会津美里町の田園と只見線を撮っている。この日もそのつもりであったが、先述したように梅雨が明け夏の雲が飯豊山の上に浮かび、線路沿いを各所見て回り、河沼郡会津坂下町大字五ノ併字権現堂丙の若宮駅からの景観が一番良く此処での撮影を行った。五月に同地で撮影しており、その際と比べ緑田と夏雲の様はとても清々しい。因みに飯豊山の残雪、肉眼では極僅かとなっていた。


画像は13:40発の下り427D。狙いは11分後、13:51発の三両編成上り428D。↓動画でご覧頂けるように、駅舎やホーム沿いの電柱、そして線路沿いの標識や盛土、雑草を避けるため、上りならホームに入る前がバランス的には良いと思う。下り427Dはその確認用の撮影。


梅雨上ル」~ F10・SS1/500・ISO125 ~


太陽は薄い雲に隠れ、フラットな光線となり色合いが良かった。露出計はもっと明るく撮れと指示しているが、そうすると雲には白トビが発生、更に車両にも発生するだろうと後の補正を念頭にやや暗めとする。それにしても暑いです。立っている場所は小さな畑の隅、撒かれた鶏糞がこの暑さで尚のこと匂うも、これもローカル線ならではの風情。


若宮駅には駐車場がない。というより車では近付けない田んぼの中の無人駅。それでも周囲には家々があり始発の上り便には若松市内へ通う高校生が多数乗車する。機会があればそんな光景を撮ってみたいが、平日の朝は時間がなかなか自由にならないものだ。


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